ご無沙汰しております。
久しぶりにFilmarksのリストにない映画を見ましたのでこちらに感想投下しにきましたー!
子役アクター専門エージェントのハワードは有望なクライアントをことごとくライバルであるアルドロに奪われてしまっていた。しかし14才の少女リディアに出会ってから運命が上向きはじめる。
ブラックコメディということだったのでハリウッド映画業界の裏話を皮肉って笑わせる感じの作品かと思っていたら全然そんなことはなく、しかも中盤以降からかなりダークで妙な方向に風向きが変わっていく。
まぁハワードが血まみれになって倒れているシーンから始まるので、何かよくないことが起こるのだろうなという予感を常に持ちつつ見進めていくことになるわけだけれども、それでも衝撃というか驚愕というかあまりの跳ね飛び方にポカーンとなってしまったというか。
うん。よもやの....
いやちゃんと伏線は引いてあったのですが、それでもそれまでのドラマが頭から全吹っ飛びするぐらいのポッカーン感はありましたとも。
リディアが父親に虐待を受けているのではないかとハワードが疑いを持ち、そして確信をもったときに虐待の事実には目をつむり成功を手に入れるのか、それとも成功を不意にしてでもリディアをその不幸な境遇から救うのかというハワードの選択がドラマの1番の核となるわけだけどその選択をした後からがややこしいというか。
ああでもポイントとなりそうなセリフをいまここに書き出しているうちになんだかようやく見えてきたというか腑に落ちてきたというか飲み込めてきた気がいたします。
Did you ever think, in some deep down place that you were really somthing else? And if you could just strip away that filthy dead shell you've been waking around in you'd be reborn as something new, something more beautiful than anything you'd ever imagined.
- I did 11 movies by the time I was 15, but never a lead. And then one day I got one, "Surf Camp" with Jan Michael Vincent and Annes Jones.
- From Family Affair?
- Yeah.
- She's the first girl I ever kissed. In a scene, whole crew watching...Lost my virginity in her trailer the next night. Between her and movie...I was so happy, I almost couldn't breath. She took me to this party up in the hills. Everybody was on coke and ludes. I tried to get her to walk out with me, but she wouldn't go. So I left her there. When I got to work the next day, they told me she'd OD'd. Studio scrapped the pictures. And nothing ever happened for me after that. This is thirty six years ago. And I've spent time wandering this place like some kind of ghost...trying to find some way to get back there. To feel like that again. Like I'm somebody. And just now, in that room...I did
バッドエンディングのようでありながらハワードにとっては贖罪ができてかつ「自分が何か特別な存在であるようなあの感覚を味わいたい」という自分の望みを叶えることもできたというところでハッピーエンド...だったといえるのか...
何が本当か嘘かわからない世界の中で。
まぁ、リディアがなんでそこまで最初からハワードを信頼したんだろうかというのも...ああそうか自分の計画に最初は利用しようとしていたわけだ。演技のコーチにレイプされて絶対的に男を信用する気にはなれなかっただろうし、信用以前に恐怖を感じているだろうし、激しい憤りも感じていただろうし。部屋で二人きりになろうが、ベッドで抱きしめて欲しいとお願いしようがハワードはリディアについては守らなければいけない対象でしかなかったから。それが確認できたから。どこかで本当に信じるようになったというか「いい人」すぎて利用することに罪悪感を感じてしまったところがあるのかな。
ああ...なるほど(ようやく腑に落ちてきたらしい)
いやでもまぁそう思って見てもあのメタモルフォーゼはビビるが。
いやでもそういえばなんかのインタビューでどうやって映像化したらいいか悩んでるシーンがずーっとあって、それでマーベルにアドバイスくれそうな人を誰か紹介してくれないかなーとお願いしてみたら、なんか会社に招かれて、ものすごい歓迎を受けてそして引き受けてくれたと話してたような....
ということはあの瞬間、唐突にマーベルの本気が炸裂したっていうことか....。
すげぇな。
愛されてるなコールソンさん。
ええ、これ監督・脚本もクラーク・グレッグさんなんです。
撮影されたのがおそらく2012年ごろということだから「コールソンさん殺しちゃってごめなさい」的な意味もあったのか...な?いや今後長い付き合いになりますからよろしくお願いします的な???(←単なる憶測)