So Be It

見た映画やドラマでFilmarksにない作品の感想と覚書。時にネタバレを含んでいますのでご注意ください。

ファイブ・ハートビーツ (The Five Heartbeats)

笑って泣いてまた笑って、もう没入しまくり!

 ダック、JT、エディ、ストーン、ドレッサー、幼馴染の5人組がファイヴ・ハートビーツというヴォーカルグループを結成してプロを目指していた。

 あるとき、コンテストでパフォーマンスをした後、ジミー・ポッターという男からマネージャーとして雇ってほしいと声をかけられる。

 疑心暗鬼な5人が答えを渋っていると、ジミーは「契約はしなくていい。一ヶ月でコンテストで優勝させることができなかったら君たちに100ドル支払う」と提案。

 5人は半信半疑ながらジミーをマネージャーにする。

 ジミーは5人を歌やダンスの基礎から鍛え直し、一ヶ月後再びコンテストに挑む。

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 架空のR&Bグループという設定なんですが、実際に存在したグループのエピソードが色々混ざっているとか。

 でもまぁそんなことはどうでもいいぐらい面白いんです。

 前半は彼らがサクセスしていく様子が本当に爽快で、サクセスしてから様々な不幸ごとも押し寄せてくるんですが、最終的には彼らの友情と絆みたいなものが障壁を乗り越えさせていく感じでとてもグッとくる感じで。

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 もう映画が終わった頃にはめちゃくちゃこの5人のファンになってしまっているっていう。  

 一応ミュージカルでもあるらしいんですが、とにかく楽しい。

 ラストはめちゃくちゃ笑顔になる感じで。

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 音楽を気に入ってもらえて、レコードを出せると喜んでみたら、歌を歌うのは白人グループで行こうと提案されたり、ついにレコードを出すことが決定しても、レコードジャケットは白人の絵柄で自分たちの姿が全くないとか、レコードをようやく出せてツアーに出てみれば、警官に止められて怪しまれて持ち物検査されまくった挙句、歌手であることを証明するために歌えって言われたり。

 いやもうそのあたりの下りは本当に悔しいんですよ。

 腹が立ちすぎて涙が出てくるぐらいの感じなんですが、それでも彼らは乗り越えていく。

 仲間内での諍いも起こったりするんですけれども、それらをくぐり抜けた時の着地地点が本当に素敵だったので、これって何度でも見たくなるなぁって思っちゃいました。

 

 2011年にBET Awardsで映画の中で実際にThe Five Heartbeatsの歌を歌っていたAfter7と演じていたキャストが一緒にパフォーマンスしたみたいです。

 

客席にウィル・スミスの姿も。めっちゃ笑顔です。

 

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️/5

🍅:39%

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