どうやらジャステイン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド作品がすっかり気に入ってしまったみたいです。
「シンクロニック」、「アルカイダ」、「キャビン・イン・ザ・ウッズ」と見てきて、なんというかこのコンビが描き出すシーンの切り替えの匙加減で感じさせる”時間”というものの不安定感のようなものが無気味に心地いいというか、怖いんだけれどももっともっと見ていたいというような気にさせられまして、今回は「モンスター 変身する美女」を見てみました。
これまた期待を裏切らない空気感の不気味さと奇妙さで。
加えて、今回は思いきり可愛らしくもあるという「シンクロニック」でも感じたけれども相当なロマンティストなんだなぁというところを存分に堪能させていただきました。
大切な何かを失った時って間違った時間軸に彷徨い込んだ気分になるんですが、その感覚が今回も絶妙な匙加減で。
いやもう一歩間違えれば笑い事というか、「なんじゃこりゃ」となりそうな話ではあるんですが、変わり映えしない日常を奇妙に非日常的に見せてくれるので、なんというか表面上は特に何も起こっていないようでありながら、どうにも落ち着かないような、不安にさせられるような。
結構グログロしかったりもするんですが、今回は”彼女”があまりにも可愛かったので。
しかもオチが大好きすぎました。
まさかこんなところに着地してくれるとは思わなかったので。
こんなにグロいのにそれ込みで可愛いと思えてくるなんて我ながらどうかしていると思いますが、それでも大好きな映画の一つに躍り出てしまいました。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 85%