見る順番を間違えたと心の底から思いましたともさ。
だって....出てきた瞬間から「デッドプール2」でのウェイドとユキオのやりとりが頭の中で条件反射の如く繰り返されるので、シリアスに見ることがもはや不可能。
ヤシダさん、好青年風だったのがあんなダークな爺ちゃんに変貌しちゃってビックリ。
アダマンチウム侍と爺ちゃんがどう繋がっているのかよくわからなかった...。
「助けてもらったお礼に殺してあげよう」という口上と自分が不老不死になりたい欲望とが入り混ざりすぎていて、もう何が何だか。
要はローガンの不老不死の能力をいただきたかっただけということで、でも自分が生きるつもりなんだったら無駄にマリコとおとっつあんの間に確執もたらすようなことやんなくてよかったんじゃないのか???とかとか。
マリコはローガンを釣るための餌だったということなのかしら??? まぁ確かに真田広之が誘拐されてローガンに助けてってお願いしてみたところで「あいつは自分でどうにかできるだろー」と相手にされないだろうしなぁ。
でもってジーンを殺したことに苛まれているローガンなんだけど、それが吹っ切れた理由がこれだとマリコちゃんといい仲になれたからとしか見えない流れで。
いいのか、ローガン?
ジーンが怒り狂って甦りそうだぜ。
でもジーンとのシーンをそのまま「デッドプール2」はパロっていたのかと思うともうおかしくておかしくて。
ジーンを殺しちゃって悲しすぎるから死にたいといいつつ殺させてくれないウルヴァリンと前向きに死のうと自ら色々試みるデッドプールの差など、まぁ「ああこれもパロディだったのか」とか。なんかそういったことを確認して改めて「デッドプール2」の面白さを実感する映画鑑賞となってしまった。
ラストの金属チェックのシーンも、おおーとなりつつ「デッドプール2」で有名なミュータント出してよーと嘆いている後ろでハンクがチラッと映ってたのがおかしかったなぁと最後までそんな視聴になってしまい、この作品にはちょっとかなり申し訳なかった気も。
にしてもウルヴァリンって元気な時でも肝心な時にお役に立ってくれないイメージ強いのに、この映画では完全に"使えない"モードすぎて。
やっぱりローガンには頭のいいサイドキックというか司令塔が必要だなぁと思わせてくれた。
あとアダマンチウムの爪折られたあとは普通の爪が生えてきてたのが、「ああ、そうなるのかー」と腑に落ちかけたけれども、あれでもファーストゼネレーションの時ってタイムスリップしたローガンはアダマンチウってなかったよーな???あれ??? ってなった時、ふと「デッドプール2」で真っ二つに寸断されたウェイドの下っ側はどうなったんだろうと気になった。
あっち側のボディに再生能力があったら生えてこない???
だってDoctor Whoでだって切り落とされたドクターの腕でもう一体ドクターできちゃってたよ????
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5
🍅:71%