So Be It

見た映画の感想。時にネタバレを含んでいますのでご注意ください。

ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間(The Mountain Between Us)

恐ろしい女、その名はアレックス 。

 

 

 いやもうなんというか...。

 忘れないうちに先に良かったところをあげていっとこう!

 イドリス・エルバのヴィジュアルはもうサイコー!!!!

 可愛いしカッコいいし! 眼福目的という点ではとっても堪能しましたとも。

 

 “雪山で遭難するならお医者さんと一緒なら一番安心だね!”感満点映画だったとも言えるでしょう。

 イドリス・エルバが演じていたのがベンというお医者さんで彼は外科医で翌日手術を控えているのでNYに戻ろうと飛行機に乗ろうとしていまして、ところが天候不良のせいで乗る予定だった飛行機が欠航。振替は翌日の便になると言われて困っちゃう。そこへ同じ便に乗る予定で欠航と言われて困っちゃってた金髪の白人女性が声をかけてくる。「飛行機をチャーターしたから一緒に乗ってかない?」というお誘い。

 嵐が来るから欠便してるっていうのに大丈夫なんかい....という懸念は翌日に脳腫瘍の少年の手術をしなければならないベンの”患者のためにいかねばならぬー“という思いに負け、その女性の誘いに乗ってしまう。

 その女性の名前はアレックス。

 急がば回れという概念を一切持たないこの女の恐ろしさをこの時のベンは知る由もない。

 

 

 アレックスは翌日結婚式を控えているということでどうしても帰りたいという思いでいっぱいなんですが、嵐という自然現象のせいで結婚式に遅刻したことを責めたてるような旦那なら結婚しねーほーがいいんじゃね?って感じなんですが。

 このアレックスの婚約者さんはアレックスが例え5体満足で戻ってこなくったって彼女への愛は変わらないゾという決心を彼女が行方不明の間に固めていたらしいんですがね。

 

 ベンとアレックスの他に遭難の道連れとなったのがワンコたん。可愛いラブラドール・レトリバーちゃんですよ。

 パイロットさんの飼い犬で、このたびパイロットさんが脳卒中を起こしたため飼い主さんを失い、2人の道連れとなりましたが、「んー、僕はベンについてくよ!」という賢明な判断を下したワンコたんです。

 このワンコたんは何気に手のかからないいい子ちゃんで、食料があと少ししかないと2人が切羽詰まった感をあらわにしていても実に元気いっぱいだったので適当に自己調達していたんだろうなぁと思わせる節あり。

 可哀想すぎるベンのためにワンコたんはウサギちゃんをハンティングしようとするんですが失敗しちゃいます。でもベンは怒らないんですよー。ワンコたんに「俺たちのためにトライしてくれてありがとう」ってワンコたんに感謝したりするんです。いいニンゲンだなってワンコの中でベンへの好感度があがりまくった瞬間だったと思います。

 ワンコたんは飛行機墜落時に怪我をして動けなくなったアレックスを守るため、ピューマともたたかってくれるんですよ。ピューマをやっつけて2人に食料をもたらしてくれるといういざという時には相当やってくれる素晴らしいワンコたんなんです。

 

 アレックスが定期的にヒステリーを起こし、理屈に合わない行動を起こす度にベンは危うく命を落としかけまくります。

 飛行機が墜落して、とりあえず墜落現場から動かない方が発見されやすいというベンに「ここでじっとしているわけにはいかないのー!!!」とヒスを起こし、ベンにちょっと小高いところまで行って道か何か見えないかを見てこーいとヒスります。

 登山用の装備も雪山用の靴なんか持ってないし、ベンだって墜落の際に肋骨折ってるんですが、あなた、そのべンに雪山を歩きまわらせますかそうですか。この時点でアレックスに対する私の中での好感度は地に落ちてもぐりました。

 ベンは案の定崖から滑り落ちてとんでもないことになりますが、自力で頑張って帰ってくるよ!

 あの崖を腕力だけで登ったベンはヒーローだよ!!!!

 このベン不在の間にアレックスはピューマに襲われそうになりますがワンコたんが撃退。

 それをベンが切り分け焼いたりして当面の食料ストックにしますが、翌日アレックスはその食料ぜんぶ持ってワンコを連れて下山開始です。

 ベンに残されたのは「助け呼んでくるからねー」ってメモと小さな小さな飴玉一個。

 マジか。

 飴一個でこのさきベンに持ち堪えろと???💢

 

 その後ベンはアレックスを追いかけて追いつきます。ワンコはすでにここでベンこそが我がマスターと思い定めたようでベンの登場に大喜びです。

 まぁ、そんな調子でアレックスがヒステリーを起こすと、それを宥めるために行動したベンがとんでもない目に合うというこの繰り返しですよ。

 極め付けが、「犬探してこーい!」とアレックスに命じられたベンがワンコを探しに行ったらクマ用に仕掛けられた鋼鉄の罠に足を挟まれてしまうという😖

 

 アレックスがいてくれてよかったと思った瞬間もなかったわけではないんですがね。ベンが熊用の罠に挟まれ身動きとれなくなったため、アレックスは道路のど真ん中に立って車を止めようとするんですが、トラックを止めることにあっさり成功。

 金髪白人女性最強伝説健在と思わされる一幕で、もしもこれが黒人かつ長身のベンであれば止まってもらえないどころか襲ってくるかと思ったとかなんとかで射殺される可能性もあったかもしれません。だってアメリカですから(←ひどい偏見)。

 

 アレックスの怖さはまだまだあります。

 ベンが食料探したり、移動手段としてソリみたいなのを作れないかなぁとかって外で働いてると、アレックスはベンの私物をあさりだし、秘密裏にベンのレコーダーやらを聞いてベンの個人情報を勝手に収集です。

 その時に電話番号も入手していたらしく、別れたあともやたらとベンに電話をかけまくります。

 ベンは凍傷で指を痛め、熊の罠で足を痛め、二度と走れないし、外科医なのにメスも握れない身体になってしまいました。

 ベンはワンコを引き取り、ロンドンに戻って病院で診察医とリハビリ医を掛け持ちしつつ、新しい自分と生き方を受け入れて前に進んで行こうとしていました。ワンコたんがそばにいてくれますし、このままベンは穏やかに暮らしていけばそのうち素敵な人とまた出会うこともあるでしょう。

 そんなある日、アレックスから写真が送られてきます。

 墜落した飛行機の写真とワンコの写真と知らない間に撮られていた自分の寝顔の写真です。

 

 怖いがな。

 

 アレックスに会いに再びアメリカにベンは向かいます。

 実は結婚はしなかったとアレックスに打ち明けられ、ベンは「ってことは俺たち付き合えるの??」と期待を膨らませますが、すぐさま「山には2人っきりしかいなかったしこの気持ちは気のせいだと思うの。怖いからもう飛行機には絶対乗れないわ!」と言われ撃沈。

 アレックスがベンに会いに行かなかったのはあの経験のせいで自分が飛行機に乗るのが怖いから。

 ちょっと待てや。

 ベンだって飛行機に乗るのは怖いとかってあんた思わなかったのか????

  ベン、やめとけやめとけ...こんなの一時の気の迷いだから!早く逃げないとえらい目にあうよ!!!という思いも虚しく....。

 

 あーあ。

 

 ベンに幸あれ。

 ‘He deserves much better than this”感ハンパない感じで。

 

 でもまぁイドリス・エルバとワンコたんはとっても可愛かったので目にはめちゃくちゃ楽しかったですよ!恐ろしすぎる女アレックスを演じていたのはケイト・ウィンスレットさん。

 「タイタニック」でジャックの遺体を氷の海に沈めて見事サバイバルして見せたローズさんを演じた方でした。

 冷水と氷は慣れたもの!と水に落ちるスタントも自分でこなしたとか。

 アレックスを湖から彼女を引っ張り上げるシーンはイドリス・エルバが自分で頑張ったらしい。

 

 最後に映画よりも面白すぎる2人のインタビュー!をいくつか。

 

 元々の脚本ではアレックスは「クレア」という名前だったそうなのだけれども、イドリス・エルバのアシスタントと同じ名前で、恋愛感情にスイッチしていく演技でクレアでは無理ーということでアレックスの変えてもらったそうな。

 リアルにサバイバル術に長けているケイトさん。

 都会っ子のイドリス・エルバは色々教えてもらっていた様子。

 毎日山の上にヘリコプターで登って撮影が終われば下山を繰り返す日々。

 イドリス・エルバはそれが苦手だったようで。そういえば高所恐怖症だったかな??挑戦ものの時に言っていたような。

 インタビューを聞いて、映画の中とは真逆で遭難するならケイト・ウィンスレットと遭難したいと思いましたとも!カイロの貼り方すらサバイバル・プロフェッショナル!😂

 

 俳優になりたいと思ったきっかけとなった映画が奇しくも2人ともスコセッシー監督の「タクシードライバー」ですって。一回見ようとしたんですが寝落ちしてしまったためまたトライせねばですね。

 漢前なケイト・ウィンスレットと繊細なテディ・ベアちゃんなイドリス・エルバこの2人のインタビュー面白すぎる😂

 ケイトさんはアメリカンアクセントと英国アクセントを自在にスイッチできるそうで、イドリス・エルバは自分はアメリカンアクセントの役をするときは撮影中以外でもずーっとアメリカンアクセントで喋ってないとできないから、ケイトは天才!と褒めまくり。

 イドリス・エルバが寒いところは苦手というと、インタビュアさんによると寒いところはサミュエル・ジャクソンも遺伝子的に無理と話していたとか。

 池に落ちるシーンをスタントダブルさんだけがやるときいて、ケイトさんは自分は「I'm the Water and ice girl.」よっと😂是非とも自分でやりたいーと監督に直談判したとか。😂

 

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5

🍅:38%

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