「コンクリート・カウボーイ」の舞台となったフィラデルフィアのフレッチャーストリート乗馬クラブの4分間ほどのドキュメンタリーです。
フィラデルフィアにブラック・カウボーイのコミュニティができたきっかけは諸説あるそうですが、通説は20世紀初頭に南部から仕事を求めて北にやってきたアフロ・アメリカンが乗ってきたのが馬で、彼らが馬による運送業を担ったり、もしくはいわゆるカウボーイの仕事、牛の放牧をしたり、西洋からの移民の移動を手伝ったりしたのが始まり。
移動手段が車と列車にとってかわるようになっても彼らは馬を手放さず、オークションにいって買い手がつかず殺処分にされそうな馬を引き取ったりしていたとか。この殺処分にされそうな馬を引き取ると言うのは伝統的に引き継がれているそうです。そして乗馬クラブやレースの馬を調教するなどで生き延びてきたとか。
家庭トラブルなどで行き場を失った子供たちがストリートでトラブルに巻き込まれないよう、学校の放課後、子供たちに馬の世話の仕方や乗馬の仕方を教えたり。
まぁ、西部劇をろくに見ていないくせに白人しかカウボーイがいないと思い込んでいたのは、単に私が無知だったからに過ぎないんですが。後から考えればポワチエさんもカウボーイをやっているわけで。でも「マグニフィセント・セブン」を見たとき、黒人のカウボーイって実際にいたんだろうか??と疑問に思ったり、デンゼル先生がバーに入った時みんなにジロジロ見られたのが黒人のカウボーイが珍しいからだろうかとハラハラしながら思ったというのは、なんというかホント、今となっては摩訶不思議というか、いや、単に私がもの知らなすぎるだけなんですが...💧。
イドリス・エルバ主演「コンクリート・カウボーイ」はNetflixで配信中です。