おバカ映画のようであって何気に切ない「MIB」シリーズ完結編。
今回はタイムパラドックスねたでドーンと切なく!
もうびっくりですよ。
まさか「MIB」に涙ぽろりとさせられるとは!!!
シリーズのファイナルに相応しく今回はJとKの信頼関係にググッと迫りまくってくれました。
2作目でもKが自分を覚えていないことにいちいち傷ついていたJが可愛かったりしたんですが、今回はこの2人の絆の根幹に迫るお話です。
っていうか、好みが過ぎてさ!!!!
疑似親子者も好物ですし、タイムパラドックスねたも好物ですし、バディものも好物ですし!!!
若Kのビジュアルにはかなり面食らわされましたが、あれもトミー・リー・ジョーンズ...なんですよね??? と、思ったら別の俳優さんだった!!!😂
まだこの頃はCGで若返りテクはなかったんですね😂
キモがってすみません😅
それはともかく、今回めちゃくちゃ切ないっていうか甘酸っぱいんですよ!!
パート1からの整合性とかツッコミ出したらキリがないのかもしれませが、複数タイムラインの存在と考えればそれもクリアか!
かつてKが逮捕したボグロダイト星人のボリスが月の刑務所から脱獄。
過去に遡って、自分を逮捕しようとするKを殺してしまう。
電話の最中にKとの通話が途切れ、Jは翌朝Kの家を訪ねていくが別人が住んでいる。
本部に行っても誰もKのことを覚えていない。
Jは機密扱いのファイルを探り、Kが1969年にボリスに殺害されたことになっていると知り、Jは過去が書き換えられたのだと知る。Kを救うためJも1969年に飛ぶ。
1969年に飛ぶ時に「まだ人種差別がある時代だから」と忠告されるのもちょっと笑えるのですが。1969年にJがアフロ・アメリカンとすれ違う時こそっと拳を築き上げてお互い挨拶するみたいな。これはBLMを知る前に見たら分からなかっただろうなって、わかったことにちょっっとほくそ笑みつつ。
いやでもこんなことよりもやっぱりKとJですよ。
Jは子供の頃、父親が仕事で出ていったっきり二度と帰ってこなかったことがトラウマになっているんですが、今回はそこですよ。
そこにぐりぐりと。
形見の時計、タイムトラベルときたところからお父さんに絡んだこととKを助けることとが関連するんだろうなというのは予測としてあるわけですが、これがもう思いのほか素敵に仕上げてあって本当にビックリしたんです。
5次元に身を置いていていろんなタイムラインが同時に見えちゃうっていうグリフィンのキャラがよくてめちゃくちゃ効いていたんですよね。
Kを助けたい一心で過去に戻るJ。
命懸けでボリスからKを守ろうとする。
Jが絡んでいるからこそ”大佐”は身を挺してボリスからKを守ってくれる。
結局のところJのトラウマはKによって生まれたのだけれども、あの様子だとKはJの成長を遠くから見守っていたんだろうし、でもJがエージェントになればJはいずれKを助けるために過去に戻るわけだから。
自分の後継としてエージェントにJがなるのなら、自分を助けるために過去に戻る時間軸はなくなるぐらいは思っていたのかなとも思ったり。
でも引退する時に記憶をKは消されているわけだから、そのことも忘れて。
そしてJの相方として自分がまた復活して、その記憶が戻った時、KはJをスカウトしたことを後悔したかもしれないし、Jが自分を救いたいなんて思わないようにわざとつれない態度をとっていたのかもしれないし。
そんな脳内妄想がもう怒涛の如く沸き上がりましたとも。
Jにしてもお父さんが戻ってこなかったのはKを庇ったからだけれども、それは自分の大切な相棒を守ってくれた行為でもあり。
お父さんはグリフィンから未来を見せられても息子の生きる世界を守る気持ちもこめてその時間軸を受け入れたわけで、
なんだか色々たまんない気持ちにさせられるわけです。
細かなところでJの部屋にFの遺影らしきでっかい写真があったのが!!!😂
微に入り細に入り面白くて大好きです。
また時間がある時に全シリーズ一気見したいなー!
私の好み度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 68%