エディ・マーフィの可愛さ炸裂。
エディ・マーフィの人たらし度の高さは誰もが認めるところだと思うんですが、挙句にかっこいいし、可愛いし、どうにもほっとけない感が。
まぁ、こんな人が身近にいたら関心のないふりをするのがもう大変だろうなぁと思ったりするわけです😅
射程範囲外住人には射程範囲外住人なりの苦労があるわけですよ。
この映画ではハル・ベリーが当初マーカスの射程範囲外住人として登場するわけですが。
マーカスの女性への態度はとんでもないですが、それがしっぺ返しされるように我が身に降りかかってくるわけです。
自分がそれまで女性に対して行っていた仕打ちがそのまま自分に返ってくる。
こういう言い方をしていいものかよくわかりませんが、恋愛関係において完全に受け身側ポジションになるというか、振り回される側になるというか。
まぁ設定やストーリーは白人の俳優さん達のキャスティングでは掃いて捨てるほどあるロマンスコメディ映画かもしれませんが、それを黒人の俳優さん達でやって何が悪いという話で。
人種差別ネタもなかなか鋭くビュンビュン飛んできます。
Imdbによればキャストのみならず監督もクルーも黒人の人たちで揃えたというのだから、この”場”を作るのにエディ・マーフィは相当裏側でどれほど白人幹部勢と戦う羽目になったんだろうとほのっと思ったりもするんですが、1992年にこれを一般の劇場映画としてリリースできたことの大変さと意味の大きさは相当大きかったんじゃないかなーとか。
ゲットーやドラッグ、ギャングも全然絡んでこないし、これって当時なかなかレアだったんじゃないかなとかって思ってもみたり。
マーカスをやってるエディ・マーフィはちょっと元気なかったのかなとかも思ったけれども、よく踏ん張ったなぁってついつい思ってしまいつつ、他の登場人物がみんな全開でインパクトあって面白かったので、もしかしたら吹き出しちゃわないよう耐えるのに必死だったのかな?とかって思ったりもして。
この3人の友情ぶりがまたいい感じなんですよ!
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 43%