エディ・マーフィがとにかく可愛い。
エディ・マーフィにとって2本目の映画ということなのだけれども、これまたきっと SNLで人気のネタがつめこまれまくっているんだろうなぁと。
スティーヴィー・ワンダーのモノマネしたら彼のファンから怒られたとかって話していたし、で、ジェイムズ・ブラウンのモノマネは十八番だし、アフリカからの留学生も定番ネタなのかな? 定番ネタっぽい。
あと執事さんが大好きでした!!!この映画の中で一番大好きなキャラかも!
映画の内容は、
物語は先物取引会社の経営者デューク兄弟のいつものお遊びで今回は「人間性は遺伝で決定するのか環境で決定するのかで1ドル賭ける。その賭けの対象となったのが親の代からデューク兄弟と代々懇意であり会社の経営を将来託されると期待されているハーバード大卒のルイス・ウィンソープ・3世ととホームレスのビリー・バレンタインの立場を入れ替える。
ウィンソープを演じるのがダン・エイクロイドで、ビリー・バレンタインを演じるのがエディ・マーフィ。
ダン・エイクロイドは元々カナダ出身で1975年から「サタデー・ナイト・ライブ」に出演していた。エディ・マーフィが「サタデー・ナイト・ライブ」に登場したのが1980年だから、2人は「SNL」仲間って感じでいいのかな。
エディ・マーフィの初めての映画が「48時間」になるのか....。
初めての映画ですでに主演級ってどう考えてもすごいですよね???
昔のハリウッドって映画界とTV界で格が違う感じで位置づけられていたってどこかで読んだような気がするんだけれど、「SNL」からの映画デビューっていうのは当時どういう受け止められ方だったのかな?
あれよあれよという間に人生が動きまくって順応するのも大変だったんだろうなぁなんてちょと思ったり。
それにしても「SNL」→「映画」ルートというのは白人のコメディアンさん達にとっては当たり前のコースだったのかしら。それともハリウッドも映画産業が斜陽になりかかっていたとかなのかしら。それでテレビの人気にあやかって観客動員しようと「SNL」のコメディアンを引っ張ってきたみたいな???
その流れでエディ・マーフィも???
当時「SNL」に出演していた唯一の黒人コメディアンがエディ・マーフィだったっていうから、映画界以前にその壁を突破して「SNL」に出演したこと自体がまずスゴイことってことになるんですよね???
「SNL」とハリウッド関係史みたいな記事とかどっかにありそうなんだけどな....(また検索の旅に出なくてはなりませんか。そうですか)
いや、この映画すごく面白いんですけれど、なんというか”やっちゃダメでしょうネタ”オンパレードすぎて、笑ってしまったもののどこか後ろめたさを感じるようなそういう.....。
でもそのヒヤヒヤするラインへ切り込んでいって笑いにできるかできないかが”お笑い”道なわけだから....いやでも....ああ、もう!
このヒヤヒヤ感をわかりやすく説明してくださっている記事を発見!
当時のインタビュー発見!
何周年記念かの特番なんでしょうか???
↓お疲れモード
見つけただけでまださわりしか見れてないので、また時間がある時にでも内容に関して追記するつもりですが、妙にヘナヘナちゃんモードなのはやっぱり疲れているからなのか。
それともインタビュアの人たちとの認識違いがすぎて本音で喋るわけにもいかないしなぁとかなりシニカルな気分になっている感じなのかな???
言っていることは昔も今もほとんど変わらない感じかなという印象。
あとこれは映画の作り手や出演者とは全然関係ない動画なんですが、2018年にアップされたものなんですが、今見るとずいぶんやらかしているネタがあるけれどもどう受け止めるかということについてディスカッションした番組でなかなか興味深かったです。
当の黒人の人たちでもそこの線引きについてはいろんな意見があるようで、世代によっても受け止めかたは変わってくるんだなぁというのが。この作品に関してはエディ・マーフィは当時21歳で目の前には大金もきっと積まれていてというところから考えて、「これはダメだ」という言葉を飲み込むかどうかという葛藤があったはずというのも。そういう選択しなければならない場面にアメリカで暮らす黒人は必ず経験するという話や、あとロバート・ダウニーJrの「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」にも言及していて。こうオープンに話てくれるのはわかりやすくて自分が考える手がかりになってありがたいなぁと。
追記:メイキングでダン・エイクロイドの黒塗りシーンやゴリラのシーンなどこれはまずいかもと思ったけれどもウケが良かったからいいやって。こういうのがみんなで笑い飛ばせるぐらい蟠りのなくなる社会になれれば一番理想的なのかもしれませんね。やはり時間が解決するという部分も間違いなくあるだろうし、過ちを繰り返さないためにも忘れてはいけないけれども、記憶の風化の助けを借りて憎しみではなく「赦す」という気持ちにスイッチして負の連鎖を繰り返さないようにしていくというプロセスも大事なのかも。いやどうなんだろう。そう思って風化させて行ったら、実はなにも改善されていなかったという実態があったわけだし....むーん.....(とまた思考がカオス化していくのでありました💧)
追記というか余談。メイキングの中で、このキャラが一番の素のエディに近いんじゃないかなという話も。あと黒人と白人コンビというところで当時リチャード・プライヤーの名前がまず第一候補に上がっていたのだけれども、彼はもうスターすぎて無理だろうということで他にできそうなというところで、「48時間」でエディ・マーフィを見たのでエディ・マーフィをチョイスといったことだったとか。ダン・エイクロイドが引っ張ったのかと思いきや、ダン・エイクロイドの方が「エディ・マーフィみたいなスターと共演できて...」と話ていたので、ん?スタンダップ業界では先輩はエディ・マーフィだったのかな???と驚く羽目に。ダン・エイクロイドの方が年上だしてっきり...。なんでもこの頃のダン・エイクロイドは相方のジョン・べルーシーを失ったばかりで終わったと思われていたという話も出てきて、ええっとジョン・べルーシーが亡くなったのが1982年でこの映画が公開されたのが1983年だから.....うーわー!それ思うとダン・エイクロイドめちゃくちゃ傷心中だったのでは......💧ジョン・べルーシーは「SNL」のオリジナルメンバーだったんだ(←wiki読みながら驚きつつ書いてます。一旦自分の中で消化してから書けよという....)。ここ掘り出すと終わらなくなりそうなので一旦終了。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5
🍅:88%