夜も遅かったし、短めでさらっと見られそうな映画と思って選んだんですが、妙に長く感じた97分。
ありがち設定なのは承知の上なのである程度「あははははー」と笑わせてくれればいいやという気持ちでのチョイスだったのだけれども、なんだかエディ・マーフィを見ていて痛々しくなってしまった。
いえいえ、エディ・マーフィが悪いと言っているわけではないんです。
だってキャストとして関わっているだけなので。
エディ・マーフィーは安定感ばっちりの仕事をされていますとも。
ビジュアル的にもすごくかっこいいし。
エディ・マーフィのトークが映画をぶち壊したんじゃないかというクレームも成り立ちませんよ。
Imdbのライター欄の面々を見たら下手したら、シナリオのト書きに「なんか面白いこと言ってる」ぐらいしか書かれてなかったんじゃないかなぁとかちょっと疑ってみたり。
エディ・マーフィの相棒役的なことをつとめるのはオーウェン・ウィルソン。
この方もめちゃくちゃ頑張っていたとは思うんですが、残念ながらいまいち噛み合っていなかったというのが正直な印象で。
人気ドラマのリメイクで、007などのスパイ映画をチャカすおバカ映画なんて、はっきりいっておバカ映画としては鉄板ネタだと思うのにここまでダメというか物悲しいというのは......編集かな?
"笑い"なんて"間"が命なんだから映像媒体に乗るときは生かすも殺すも編集次第なところも大きいと思うし、うーん。
あまりにもエディ・マーフィの知名度によっかかりすぎだろうと思わなくもなく。
ああ、でもこのオーウェン・ウィルソンはジャッキー・チェンとも共演していたりするのか...いやでもそんなにお笑い得意そうには......(あ、高額ギャラな人とバランス取るのに当時値頃な俳優さんだったとかっていう理由だったとか...?😅←おい)
まぁ2002年にリリースということで、ストライキやらなんやらでなかなか映画が作れなくて、皆お金に困っていたとかそういう救済映画だった可能性もなくもなくもなくもなくも...。
って、詳しくもないのに黄昏れてもしょうがないんですが。
なんというかエディ・マーフィが叩かれている記事ばかり目に入ってしまって。
映画の出来や興行成績が悪くて叩かれるというのはどの主演俳優さんにもつきまとうことですが、自分の力の及ばないところで叩かれるのはなかなか辛いものじゃないかなぁと、ふと。
追記: ちなみにボクシングのシーンはエディ・マーフィが自分で全てスタントを行ったそうです。
私の好み度: ⭐️⭐️/5
🍅: 16%