飼い犬に手をやいた飼い主さんからの要請を受けて犬をトレイニングするドッグ・トレイナー、ジャス・レベットが手がけた案件を6エピソードにわたって紹介。
このジャス・レベットという人の持つ犬と人間に対する信念と愛がもうものすごく深くてですね。
ジャスと出会ったことでワンコたちも飼い主さんもイキイキしてくる姿に目頭が熱くなってくると同時にアメリカで生きるアフロ・アメリカンの人たちや移民の人たちの生き様も垣間見ることができて、色々と胸熱くさせられるドキュメンタリーです。
ジャスの地元が映った途端に「ん?なんかすごく見覚えあるな。これって”Sorry to Bother you”の街では??」ということで後で検索したら、あの映画もオークランドで撮影していました。
ピットブルがよく登場するのだけれども、なぜ攻撃的になるのか、なぜ人や他の犬を傷つけてしまうのか、セカンドチャンスについてやそのまま人間に応用というか、ジャスにとってそこは分け隔てがないので。相手に対する彼の思いやりや信念をそのまま見習いたいと強く思ってしまいました。
ジャスが自分のバックグラウンドやなぜ自分がそう思うようになったとかもとても丁寧に語ってくれるので、彼の行動や選択の理由もブレなさぶりもわかる感じで。
彼が現れた時天使がやってきてくれたかと思ったと、保護犬の保護活動を自主的にやっていてもうどうしようもなくなっていた女性の方が泣き出す場面もあるのですが、もうまさにそんな感じ。
飼い主さんに対してとても厳しいことも言うんですが、決してそのことで相手をジャッジしているわけではない。なんというかグサリと心を突き刺したままに放っておくわけではないところがこの人の素晴らしいところというか。
なんかほんとすごいなぁとただただ感心しまくっていた感じですよ。
こういう人こそが本当のヒーローだし。
こういう人が尊敬に値する本当に偉い人だと思う。
というか本当に美しい人というのはこういうことだと。
いやはや。
わんこちゃん見るー的な軽い気持ちでしたが、本当に胸打たれまくりました。
ジャスさん、人間としてかっこよすぎです。
ええーん、あんな風な人間になりたい。