「テネット」を見終わった後になんとなくレンタルしてしまい、すっかり忘れていて期限切れ残り40時間というところで見た作品。
見終わった感想は「ああ、なるほど。時系列を組み替えるのが好きな作家さんなんだな」と。 最初から「何かしら時系列が入れ替わっているんだろうな」という予測のもとに見ていたので、何も思わずに見ていたら、もっと驚く感じだったのかしらどうなのかしらと不思議になりつつ。
今回初めて認識したんですがクリストファー・ノーランってイギリス人でもあったんですね。
1970年生まれっていうことは4代目ドクターを見て育った世代。
イギリス人が全員「Doctor Who」を見て育ってるわけじゃねーよ!というツッコミはあるかと思いますが、トム・ベイカーがドクターやっていた時の「Doctor Who」の沸き方は尋常でなかったところがあるので「Doctor Who」を全く知らずに育つことは不可能なはず。
劇中のバーの扉にでっかい丸模様があって、「なんかターディスっぽいなー」ってぼんやり思っていたら、主人公がその扉を開けるとそれまでのシーンの流れ通りではないという時系列のシーンに飛んだので、「あんた絶対フーヴィアンだろ!」と思わずツッコんでしまったんですが。
主人公が空き巣に入る家の扉にバットマンのプレートがかかっていたりして、扉のプレートというさりげない形であっても「バットマン」ラブを示さずにはいられないオタクぶり。
ならば、やっぱりバーのあの扉は「ターディス」へのオマージュでほぼ間違いないんじゃないかしらーとかとか。
この扉、結構印象に残る使われ方をするんですよ。(私がこの扉ターディスっぽいなぁと思いながら見ていたから印象に残っただけのことかもしれませんが)
しかし、とすればやたらと時系列をいじるのが好きなのはもしや「Doctor Who」の影響なのではないかしらーとか。「Doctor Who」を見て育ったからこう時系列を弄ることに関するハードルが低いのかなとか。
↓ターディスの中はこんな感じ
ちなみに当時の4代目ドクター、トム・ベイカーのイギリスでの人気ぶりはこんな感じ。
それはさておき、この映画はモノクロだったんですが、「光線の差し込み方とか影の具合とか影の具合とか構図とかきっとめちゃくちゃこだわりがあって撮ってるんだろうなぁ。映画をわかりたいならこういうところにも敏感に反応できるようにならないといけないんだよなぁ」とかそんなことも一応思いつつ。
こだわっているっぽいなぁって言うのはなんとなくわかっても良し悪しはよくわからない😅
好みでいいのかな???
でもやっぱりダメ構図とかあるんだろうしなぁ.....😩
ま、とりあえず「レンタル期限切れ前に見られたよ!めでたし、めでたし!」ってことで。
そういえば俳優さんたちのことチェックしていなかったなぁとImdb覗いたら、主人公を演じていたジェレミー・セオボルドは「テネット」と「バットマン ビギンズ」にも出演しているんですねぇ。この映画ではプロデューサーもやっていらっしゃるし、監督と仲良しさんなんでしょうかね。と思ったら大学からのお友達だそうです。ジャスティン・リンとサン・カンみたいな感じで、業界で成功した後でもこういう友情関係が続いているっていいなと和んでしまいました。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 81%