犬を殺してはいけません。
勝手にトリロジーだと思い込んで見ていたので、ファイナルにしては細かい設定ぶち込んでくるなぁとは思ったものの、まぁドラマでスピンオフを考えているとかゲーム用なのかなぁとしつこくファイナルと信じ続けていたら全然ファイナルじゃなかった!
まぁモーファス(←違います)があそこで死んじゃったんじゃなくてよかったけれども。
ジョン・ウィックの追放処分が決まって、殺し屋があちこちから襲ってきた時、NY界隈の殺し屋絶滅しちゃうんじゃないかとか、NYだけでなく世界中の殺し屋人口減っちゃって依頼人というか顧客の皆様は後々困っちゃうんじゃないかしらとかいらぬ心配をしてしまいました。
ホテルが突然聖域指定解除になったりしたら、他の任務を遂行中の殺し屋さんとか困りやしないのかとか。
ソフィアのワンコが殺された時に、ソフィアがやっぱり激怒して殺しまくっていたので、ジョン・ウィックが子犬殺されてキレまくって手がつけられなくなったという情報はきちんと共有されている感じなのに、教訓としては活かされないのかよー!とボーゼン。ワンコを殺した後に組織が被る損失ぶりを思ったらワンコは殺さないに限る!って胸に刻んでおこうよーとか。
ワンコ殺された恨みで結束した殺し屋が大反乱を起こしてついには組織をぶっ潰す話なのかしらとか半ば本気で思いかけましたがそういうことでもない感じなのかな。(←まだちょっと疑っている)
あとジョン・ウィックのマスタングはジョン・ウィックに取り戻されなかった方が幸せだったんじゃないかと思うぐらいに廃車にされてしまって。
「お前、絶対車好き違うやろー!」と哀れなマスタングにほろり。スパナチュのディーン・ウィンチェスターのベイビーに対する愛情のかけかたを見習いやがれー!とか思ったり。
砂漠を彷徨って主席にあった辺りからジョンがだんだんゲス野郎に成り下がっていった時には、このままコイツを応援していいものやらなんなのやらと大混乱。みんなあんたを助けるためにどえらい代償を支払う羽目になっているっていうのに何そのダメな身の振り方!!!と。
そういえば「スカイスクレイパー」に引き続き、また意味不明なモニターフロアが。 いやまぁアクションを楽しく見せるためのただの舞台装置というのは解りますが、それでも寿司屋さんとの戦いの間、腕時計とかモニターに映し出されたりするのも謎めきで。
一作目からずーっとそうだったけれどもこの映画で一番かっこいいのはやっぱりコンシェルジュのシャロン!ワンコたんとの接し方もちゃんと心得てるし。
どこまでも冷静でかつコンシェルジュとしてのプロフェッショナルぶりを微塵も崩すことなく冷静に極上のサービスを提供し続けるっていう。接客業マスターと言おうか、KING of 接客業と崇めてたてまつりたくなるような。
「The Wire」や「Bosch」でもすごくかっこよくて、作品の中で見かけるとすごく嬉しい俳優さんの1人になっていたけれども、ランス・レディク、やっぱり大好きだ!!!
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 89%