痒いところに手が届きそうで届かなかったような、でも爪の先で引っ掻くぐらいは届いたような気もしないでもないバディもの。
いや単に私がバディものが大好物ってだけなんですが。
BBCアメリカバージョンの「ダーク・ジェントリー全体論的探偵事務所 」が好きならなかなか好きな世界観なのではないでしょうか?
あれも大風呂敷広げに広げて荒唐無稽なようでなんかすごいとこを突いてきているようないないような微妙なドラマで、なんかすごいドラマに化けるんじゃないかっていう期待がなかなか捨てられないままに打ち切りとなってしまったドラマなんですが。
なんというかそんな感じ。(どんな感じやねん)
どうでしょう?
全然違うか!
見ながら「ああー、なんかめっちゃBBCアメリカのダーク・ジェントリーっぽいような」と感じたりもしたんですが。
でも何よりもこのウィル・スミス演じるダリルがすごく好みな感じにかっこよかったような気がしたんですが。
ダリルとオークのウォードとの信頼関係が不器用な感じにじわじわと強まっていく感じもいいいなぁって。まぁそう思う一方で随時「どうかな?微妙かな?微妙かな?」という「スキー!!!!」となるにはややブレーキもかかってなくはなかったんですが。
もともと私はバディものが大好物なので、バディ関係がしっかり描けていれば周囲のしっちゃかめっちゃぶりは「よー分からんが、あとで調べよー」ぐらいな興味で目を瞑っちゃえるところがございまして。
まぁ純血オーク云々の話はほとんど飲み込めませんでしたが。
オークだけでもややこしいんだから、純血云々言われてもー。
オークって土からサルマンが作ったんじゃないんですか?
いやそういえばサルマンが作ったオークと普通のオークとなんか種別があったような(←映画が違います)。
あとエルフのいいもんと悪いもんがよく分からなかったかな。
あの連邦捜査官エルフと追いかける側のダークロードを蘇らせたいエルフとぬけ忍的エルフの関係がよく飲み込めなかった。一回聞いたぐらいじゃ全然頭に入んないよ。
人間と妖精(?)の人たちの格差とか差別とかその位置関係も、なんとなくわかったような、でも人に説明しようとすると「ん???あれ???」となるような....。
ダリルが隣人に嫌われてたのはLAPDだからなのかな???
で、ウォードと組んだことで警察仲間からも嫌われていてー、ええっと????
ワンドというか魔法の杖はブライトじゃないと使えなくて、そうじゃない人間とゆーか存在が使おうとすると大爆発しちゃうーってことでええっと、ええっと、ええっとー?????
最後まで「わかったようなわかんないような...まぁ後で検索しよー」感がつきまとっていたわけなんですが....もしかしたらあれかな。エンディングテーマでなんかいいもの見たきにさせられたっていうあれかな。
ほらなんかFanvidが作りたくなるような、いかにもsong....(おい)
孤独ヒーローやってる時のウィル・スミスはなんかすっごくかっこいいというそれだけのことかもなんですが。
面白くなりそうなポテンシャルはあった気はしたのでなんというか切って捨ててしまうにはなんか....未練が...。
あれです痒いところにちょっとだけ手が届いたら、余計に痒みがましてしまったみたいな。
そんな感じです。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 27%