これってBest Christmas Movie Ever! なんじゃない?
是非堪能して欲しいのでネタバレなしで!
ネトフリにログインしたらいきなり予告始まるパターンですよ。
それで見ました。
気持ちも滅入っていたし、なんとなく重たいものは見たくない気分だったので。
面白いという期待はほっどんど、というか全然していませんでした。
ミュージカルってことすら知らなかったので、いきなり歌って踊り出したものだから驚きましたよ。「えー、これミュージカルなのー?(うへい、なんかウザそー)」って。
別にミュージカルに関しては好きでも嫌いでもなくて、例えば「Legend of Tomorrow」みたいな感じでいきなりミュージカルやらかすのとか好きですし。でも同時にウザーって気持ちになる時もあって。
ミュージカルといえばなんとなく世界一のネズミさん宅の映画が思い浮かぶんですが、これもなんというか身振りとかノリがそういう感じで。
あまりにもいかにもすぎる感じなので見るのやめようかなぁとも思いかけたりもしつつ、あんまりのめり込まない感じで見ていたんですよ。
もしかしたらブラック・アメリカンがメインで歌って踊るクリスマス映画って初めてなのかな?っていう疑問は、ちらっと頭に浮かんだものの、怒涛のミュージカルに押されるようにして"ま、そんんなのどうでもいいや”ってなって。
映画を見ているというより、劇場で舞台を見ているような感覚があって、あー、舞台見に行きたいなぁってちょとなって。コロナ騒ぎが終わったら行けるといいなぁとか思いながら。できればイギリスの劇場行きたいなぁとか。スコットランドも行きたいなぁとか。
この映画、おじいちゃんと孫娘がメインでお話が展開していくんですけれどね。
なんだかいつの頃からか、「ああこれは今年は子供達が見たらいいんじゃないかなぁ」って、正直、子供が苦手なので映画見たりしながらそんなこと思うことってほっとんどないんですが、だんだんその思いが強くなってきて。
ストーリー展開やらテーマやら特に目新しいとかそういうことはなかったと思うし、数式とマジックをうまく絡み合わせてあるのがいいなって思ったものの、それもこれまでになかったわけではなしなぁって。
挿入歌も「ザ・ミュージカル!!!」って感じなんですけれど、その定番が妙に心地良くて。
私の心がよっぽど殺伐としていたのかもしれないけれども、最後にはもうなんか身体の隅々にまで満足感が行き渡っていおりました。
今も実はサントラ聴きながら書いているんですが。 これは毎年クリスマスの時期に見たいかもってそのくらい大好きになってしまいました。
またこの中に出てくるロボがすっごく可愛いんですよ。
私が子供なら即「パパ、ママ、あれ買ってえええ!」パターンですよ。
てか、あの子のフィギュアかグッズが欲しくてしょうがないんですが。
劇場公開とかだったらグッズ出そうなのになぁ。
で、映画見終わったあともすっかりニコニコしっぱなしで、一体誰が作ったんだとか思いながらIMDbみたんですけど、そこで顎ガクーンってなりましたよ。
えええー、「悪党にもラブソングを!(First Sunday)」の監督さんだったのおおおお???って。
監督さん曰く、9歳の息子と自分が子供時代好きだった「Chitty Chitty Bang Bang」を一緒に見ていたら、息子が退屈そうにしていたので、今時の子供達が楽しめるこんな感じの映画があればいいのになー。そうだ自分で作っちゃえ。ってノリだったそうですが。
監督な能天気な部分(←言い方)がこの映画で見事に昇華したという感じ?(←他の映画見てないくせにさ)
きっと監督のミュージカルやファミリー・ムービーに対する愛が炸裂してこれになったんだろうなぁと。 パフォーマンスも圧巻で。 コロナが終わったら舞台になるんじゃないかしらって。
って、今「First Sunday」の感想読み返したら元々劇作家って書いてあるー。
そりゃ、ストーリー・テリングの文法が舞台だ。
しかも「なんだこのグダグダにゆるい映画は...」と思ったにも関わらず、なんか切って捨てられなかったモヤモヤに悩んでいる模様。
監督め、このポテンシャルがあったのか!妙に納得しちまったじゃないか。
大好きだよこんちくしょー!!
この映画作ってくれてありがとう!
さ、これ聴きながら、歌って走って空を見上げて両腕左右に大きく広げてクルクル回るぞー!(よしなさい)
そうそう!やどり木を使った可愛らしいシーンはドラマや映画で色々見てきましたが、今回これがトップに躍り出ましたよ。
何あの不器用可愛い感じ!!!
何もかもが大好きすぎるわ!!!
予告もぺたり
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 93%