So Be It

見た映画の感想。ネタバレを含んでいますのでご注意ください。

Burning Sand

 なんのためにがんばってきたんだか...。

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 とっさに思い出したのはポー兄主演の「ザ・スカルズ/髑髏の誓い (The Skulls )」。

 アメリカのドラマや映画をみていて、いまだによくわからないこの大学の秘密結社(←という言い方であっているのかどうかは知らないけれども)制度。 選抜された学生が様々な試験というか試練を乗り越えた末に入会を許され、その絆は大人になってからもずーっと続くみたいな。

   この映画では黒人大学のそういった秘密結社というかクラブみたいなのに入会するための選抜テストの最後の一週間が描かれる。

  主人公は学長や教授からも将来を期待されているカリスマ性のある生徒で、父親がかつてこの選抜テストに挑戦して失敗している。

  当初はこの選抜テストに合格できなかった父親の二の舞にはなるまいと思っている風の主人公だったけれども。

  

 一緒に選抜テストを受けていた学生が主人公に対していい点をついていて、「君みたいな人間にはこのクラブに入る必要はない」というのだけれど、本当にそうで、集団の中でいつも自然とリーダーシップをとれるポジションをとれるだけの魅力のある人間なのだからこんなグループにはいらずとも自分の実力でどうにかできそうだ。

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 選抜テストもブートキャンプみたいな感じでさんざん侮辱され屈辱的な扱いを受けまくり。先輩に対しての徹底的服従。ボカスカなぐられても先輩に対して反抗的な態度をとらないというか口応えや意見することはゆるされない。

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 そういったことを乗り越えてまでクラブにはいって得られる特典というのは会員ということで特別待遇されたりいざというときに守ってもらえたりするということだけれども、どう考えても有望な人間を潰してしまっているような悪習慣としか思えない。

  

 主人公も途中で疑問を持ち始めるけれども、それでも仲間同士で励ましあって、選抜テストを続ける。主人公もアバラを折れた状態だったりと満身創痍。最終テストが先輩からのボコ殴りというのだからどうかしている。 案の定死人がでる。

 

 貧しく犯罪に巻き込まれるリスクといつも隣り合わせのような環境から抜け出そうと心を強く持ち勉強して大学まで進学することがどれほど大変なことか。それなのにようやくこれからというところで、こんな馬鹿げたクラブのせいで命を落とすことになるなんて。

  選抜テストを脱落した主人公のお父さんは実は心の強い人だったということを主人公は理解したように思えるのだけれど、そこで映画はおわる。

 ようやく話が動き出したと思ったところでエンディングロールが流れ出すというこの非道!💢

  

 ブラック・アメリカンのコミュニティがお互いが支え合い助け合って、差別をはねのけよいうともがき苦しみながら歩みを進めているのは、すごく力強くてかっこいいと思う。

 でもこの秘密結社制度みたいなのは絶対にどうかしていると思う。

 

 

 私の好み度: ⭐️⭐️/5

🍅: 88%

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