So Be It

見た映画の感想。ネタバレを含んでいますのでご注意ください。

スノーデン ( SNOWDEN )

勇敢な人だなぁと。 

スノーデン(吹替版)

スノーデン(吹替版)

  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 BLM学習をすればもれなく民主主義について考える機会も増える。

 自由や権利についてまじめに学習した記憶ってそういえばないなぁ。

 それどころかようやく勉強するってこういうことなのかとわかりはじめてきたという気がするような。。勉強とはなんぞやということとか、「本と知識は武器」の意味とか「言葉の力」とか「言論の自由」とか「表現の自由」とか、そういえばきちんと考えたことがなかったなぁと。

 漠然とは知っていたというよりも、知っているような気になっていただけで、例えば今吸い込んでいる空気の成分など考えたこともないような。

 差別問題というのはそんな過去を認識しないほうが自然に消えていくものなのではないかと思っていたけれど、とんでもなかった。

 

 あまりにも知識ゼロだったので、「ああ、こういうことだったのか!」とか「えー、知らんかった!えー、ってことはあれもー...うわー、繋がっていたー!」という発見があって正直ちょっと楽しい部分もある。

 いや、問題自体は全然楽しめるものではないけれど。

 頭のいい人というのはこういう点と点をつなぐ線がすぐに割り出せるんだろうなぁと、あらためて自分の頭の悪さを認識したり。

 

 で、「スノーデン」をみて、なんて勇敢な人なんだろうと驚嘆してしまった。

 すごい人だ。

 議論できる素材を提出して、それから国民に判断してもらう。

 どちらの社会で住みたいのか。

 

 国家機密にかかわるポジションでこの判断ができるって、それを行動にできるって「なんて強い人なんだろう」っていう感嘆というか驚嘆というか、なんかもうすごいなあ!と。

 ”国民がこのことを知らないのは間違っている”と自分が”正しい”と思ったことを勇気を出して実際に行動にうつした。出世とか立場とか安定した生活とかそれを全て犠牲にしても、やるべきだと行動して、そして、ようやく心の安定を得た。

 アメリカを憂いて。

 アメリカを信じて。

 「ぼくは愛国者です」って、この人の行動自体が国を心から愛しているからできたことだっていうのがわかるというか、きちんと理にかなっているなぁと。

 奥さんもすごいなと思った。

 ちゃんと理解して、リスク覚悟でスノーデンの背中を押した。

 そして亡命先で結婚したって、もうかっこよすぎるなこの二人!!!

 

  で、スノーデンが機密であるプログラムのコピーを床に落としたとき、さりげなく足で隠してくれた同僚こそがラキ兄だよ!!!

 ラキース・スタンフィールド(←そこか)

  ラキ兄ってばまたもやおそろしく作品に溶け込んでいた。

 ラキ兄の存在感のない圧倒的な存在感がすごすぎる。

 「ん?これラキ兄...だよね?」と気がついたときのおれの狂喜乱舞ぶりったら。

 

 「Project Power」をみたから、ジョセフ・ゴードン=レビットつながりで。ネトフリが勧めてきたんだと思うけれど、見たというかぐずぐずしていたら再生がはじまっちゃったのでなし崩し的に見ただけだったけれど、ラキ兄が出ていたと知らなかったのですごく得した気分だった!

 ジョセフ・ゴードン=レビットも「Project Power」とは全然違う雰囲気で「この人もいい俳優さんだなぁ。かっこいいーと楽しく視聴していたら、ニコラス・ケイジもいた。普通の教官でなんかニコラス・ケイジっぽくなかったけれど、でもやっぱりニコラス・ケイジでしかなくて、存在感というか、惹かれるものがあって、この人もいい俳優さんなんだだなぁと。

 

 最後は本物のスノーデン氏が写っていたと思うのだけれど、ジョセフさんが演じていたのと差異がなくて、キャスティングの名前みてから「やっぱり本物だったー」と。

 柔らかい雰囲気の人で、あらためて「よくあんなことができたなー」とつくづく驚く。 エンドロールを眺めながら「すげー...」としばし気持ちよく放心。

 

 7月にジョン・ルイスというアメリカの議員さんがなくなって、ジョン・ルイスという人のことはこの訃報ではじめて知ったわけなのだけれど、その数日、この人の言った言葉とかインタビューとかSNSのTLに流れまくりだったので、読んだり聴いたりしまくって。「この人の言ったことは一言一句忘れたくない」と思うほど感銘うけまくりだったのだけれども、なかでも「Good Trouble」という言葉がすごく印象的で。

 スノーデン氏も「Good Trouble」に身を投じたんだなぁと思って。

 スノーデン氏は共和党支持で民主党支持派の奥さんによく考え方が保守派っぽいとかってからかわれていたけれど、映画をみているとジョン・ルイスという人の言葉を思い出すことが多々あって、党派に関係なく”いい未来につなぎたい”という思いで動いている人たちのいうことや行動は、結局は同じことなんだなと。  

 逆に専政的だったり権力を独占したいという目的で動く人たちのいうことや行動も同じで。

  うまく言えないけれど、今吸っている空気の成分をちゃんと知っておく努力ぐらいは最低限でも やるようにしなくちゃいけないと思った。

 反省。  

 

私の好み度:⭐️⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 61%

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