So Be It

見た映画の感想。ネタバレを含んでいますのでご注意ください。

バーチュオシティ (Virtuosity)

 昔のSFってなんかヘンテコで楽しい。

バーチュオシティ [Blu-ray]

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  • 発売日: 2013/09/13
  • メディア: Blu-ray
 

   

 

 なにが見どころってデンゼル先生のドレッドヘアーがみられること!

 先生、めちゃくちゃ似合ってる!!!

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 すごくすごくかっこいい!!!

 すぐに短いいつもの髪型に戻っちゃうのがなんかもったいない感じだった。

 

 デンゼル先生が演じるパーカーは元刑事で爆弾テロに妻と子供を人質にとられ、救出にいったさいに罠にはまって二人を爆死させてしまうという過去を持ち、犯人を殺したことで有罪判決を受け刑務所にはいっている。

 そこで彼は政府が開発をすすめているシュミレーター、ありとあらゆる犯罪者の行動をインプットし、バーチャル・リアリティで犯罪者の行動を分析、撃退法をわりだすプログラムの実験台にされていた。

 

 スタジオ側は当初パーカー役にアーノルド・シュワルツネッガーを考えていたとか。

  まぁ、真偽のほどは知らないし、検索しまくって調べるほど興味もわいてはいないんですが、刑務所ではパーカーが「White Power」と腕に刺青した囚人に喧嘩売られたりしているシーンなどみると、なんというかBLMをちょっと意識していたりするのかなぁと思ったり。

 

 刑務所で不当に拘束されたり、黒人の囚人が医療などの実験台にされていたというのも実際にあったことらしいので、なんというかラッセル・クロウ演じるヘンテコなA.I.に「サタデー・ナイト・フィーバー」のシーンっぽいことやらせている前にもっとパーカーを描いてくれよ!!!というデンゼル先生をいっぱいみたい私としてはちょっとイラッとしたものの、ドレッドヘアーのデンゼル先生があまりにも貴重すぎて、もうこの映画はそれを映像に残したことでその役割を果たしたのだと。

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 デンゼル先生もかなりヘンテコな映画に出ていたんだなぁと思いながら、なんとなく思ったのだけれど、1992年にLAの暴動事件がおこって、あれはロドニー・キング氏をボコ殴りにした警官が全員無罪になったということで暴動がおこったということだけど、きっと当時もBLM運動が活発化していたはずで、今みたいな感じでハリウッドにいる白人の人たちも「おれたちのアメリカにこんな差別が残っていちゃいけない!」ってな感じで、「映画人としてなんとかしなくちゃ!」みたいな、ええっと”ポリコレ”的動きがあったんだろうなぁとか思ったり。

 

 それでヘンテコな映画がいろいろ生まれたのかしらとか。

 

 ハリウッドで「そんな差別があったとはこのアメリカにあったなんて知らなかった!」と慌てた白人の人たちが「おれたちで社会を変えるぞ!」って使命感にもえたとかもきっとあったんだろうなぁとか。

  で、一番アクセスしやすかったのがデンゼル先生だったんだろうなぁと。

 

 「黒人が活躍する映画が少ない」→「よし!黒人が活躍する映画をつくろう!」

 

 となって、ここからが難しいところというか。

 

 キャスティングを白人の俳優ではなく黒人の俳優にすればすべて解決っていうわけにはいかないのが難しいところで。

 いや、まぁ、本当はそれでなんら問題ないというのが理想なのだろうけれども、肌の色が変わるだけで、メッセージ性が自動的に付加されているということを認識するかしないかで、また変わってくるのではなかろうかと思ってみたり。

 

 どうなのかな。

 

 監督が黒人でメインキャストが白人の俳優さんたちという場合はどうなるんだろう。

 違和感がでたりするのかしら?

 映画はいろんな要素が複合的に絡まってくるから、違和感もなにが原因なのか特定するのは難しいから、私みたいな初心者に特定できるものではないけれど。

 でもまぁ、黒人の監督のひとたちは山ほど白人の監督たちがつくってきた作品をインプットしているわけだから、そのアイテムが少ない白人の監督たちの方がやっぱり難しいかな。

  それに、その違和感の原因は作り手ではなく見ている自分にあるということも多いにありえるわけだから。私の中にある人種差別の意識が作品に違和感を感じさせているだけのことかもしれないし。

 

 この映画も人種云々よりフューチャーしたいのは、A.I.というかコンピューターの....なんだろう...物珍しさか????

 科学者の良心か???

 巨大な力を手にしたらエゴが増大するみたいな警告???

 

 でもなんか面白かったような気がするな。 (←どっちやねん)

 

 

 

 「青いドレスの女」、「クリムゾン・タイド」とこれがこの年にどどーんと劇場公開となったということで(プロモ活動大変だったろうなぁ)

デンゼル先生がこの役を受けたのは監督が自分に説明してきたナノテクノロジーなどの話が興味深かったからということで、話はわかったけれどどうやって映像としてつくるのかなぁー的な好奇心がメインの理由だったということで。

 「マルコムX」のあと実際の人物を演じてくれーというオファーばっかりきてうんざりだったという話をなんかでしてたような気がするから、そうじゃない映画をピックアップしたらこれだったという感じなのかなー?(←調べろよ!) 

 

私の好み度:⭐️⭐️⭐️

🍅: 32%

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