So Be It

映画の観方と楽しみ方を勉強中。ネタバレを含んでいますのでご注意ください

シェナンドー河 ( Shenandoah )

南北戦争っていったい...???

シェナンドー河 [DVD]

シェナンドー河 [DVD]

  • 発売日: 2004/10/27
  • メディア: DVD
 

 

 まぁ、見たのは途中からだった上、作業をしながら見るともなくにみていたという感じだったので感想書いていいものかどうかちょっと悩んだんですが、でも自分的に新発見があったので覚書として。

 

 南北戦争について南軍が奴隷を保持したがったから、北軍が奴隷解放に立ち上がった....ぐらいしか知らなくて、だから今もアメリカの南部には人種差別が色濃く残っているのかしら....なんて浅い考えでいたわけなんですが。

 

 主人公のアンダーソンお父さんは南部でお父さんと子供達だけできりもりしていて奴隷は一切使っておりませんと、息子を徴兵にきた南軍の兵士を追い返していたのをみて、驚いたというか。 南部の人たちが全員奴隷をつかっていたわけではなかったのー????と。 ええ、アホですみません。 でもなんとなく思い込んでいたものですから。 で、なんとなく思い出したのが、「ニュートン・ナイト」。

 そういえばあの人も農家さんだったような。

 あの人も南部の人だったのかしら〜???と自分の感想みたら、そこんとこ書いてねーし!(覚書として役に立ってねーぞ、おい!)

 

 そしたら三十郎氏さんのレビューにちゃんと書いてあった!  

organeziezd.hatenablog.com

 

 ニュートン・ナイトさんも南部のひとだった....。

 

 「シェナンドー河」に話を戻しますとー、

 

 アンダーソン家の末っ子が北軍に捕虜として連れて行かれてしまったため、お父さんは長男を家に残して、家族で末っ子を探しにでかける。

 望みのない旅路で、北軍のキャンプを訪ねていって、そこでも見つからなくて、どうやらゲリラ部隊に連れて行かれたらしいということが判明。

 疲労困憊する息子や娘たち、乗ってきた馬たちをみて、お父さんは探索をあきらめようとするのだけれど、今度は子供達の方がお父さんをはげまして。

 で、あと1日だけ探してみようと馬を進めると追手が来たと勘違いした少年脱走兵に次男坊が撃たれて死んでしまうという悲劇。

 お父さんは怒り狂って、その少年兵を殺そうとするわけですが、相手は所詮まだ少年。年齢をきいてみれば自分が探している息子と同じ年齢。

 そこでお父さんは自分の怒りをグッと押し殺し「この日の恐怖を覚えておけ。そしてお前がいつか親になった時、いまの私の気持ちを思い出せ。そしてもしもお前の子供が誰かに殺されたら、いまの私の気持ちを思い出せ」と。

 

 .....お、お父さん、仰せはごもっともなのですが、それはかなり難易度の高い要求であるような。

 いや、でも本当にお父さんはそこで怒りを抑えて少年兵を見逃すんです。

 結局悪いのはその少年ではなく、そういう状況に追いやったこの戦争だったわけですから。

 傷心で家に戻ったお父さん一行を、またもや悲劇が。

 家で留守番していた長男夫妻が強盗に襲われ惨たらしく殺されていたという。

 お父さんは自分が末っ子を探しに行ったのがそもそもの間違いだったのかと自分を責めるわけなんですが、お父さんはわるくないよー。親だったら当然の行動だよー。

  一方、行方不明中の末息子は仲良く友達として遊んでいた近所の農家の奴隷の少年が北軍に加わっていて、末息子がつかまっているのをみつけて、こっそり逃がしてくれるっていう。

 奴隷だからといって差別的にあつかわなかった人たちだって南部にもいたんだというそんなことにまったく思いいたっていなかった自分に気がつかされたっていう。

 ごめん、南部の人たち、なんだかすっかり誤解していました。

 

 ちょっと検索して、そのあたりの時代のことについて書かれた歴史考察みたいなものをいくつか読んでみた。

 

 その頃、機械工業が発展していき、その産業では消費者も必要となるから労働者に賃金を与えるようにしたというようなことが。

 奴隷から解放されたら、あとは自力でどうにかしなさいということだったのなら仕事をしなくちゃということで求人の多い工業地区にみんな移っていったってことだから、もしや、労働力と消費者欲しさに奴隷をキープしている南部から奴隷を解放させようとしたということなんだったりし...て。いや、でも奴隷という制度をやめなくてはという意識は高まっていたわけだろうから、さすがにそういうことではないか。

 

でも「13th」で「ジム・クロウ法」によって奴隷から解放された黒人たちが刑務所に送られ労働力として使われたなんてきいちゃうとなぁ....。

 これが制定されたのも南部の農場主からの要請でってなっているけれど...それだけが理由でもなかったのかもとか。

 

 にしても、あらためてwikiで「ジム・クロウ法」を読むと、白人のひとたちって????とうっかりアンチ・ホワイトなレイシストになってしまいそうな自分がこわい。

  このあたり読んでいてふと思ったのが、日本て明治に西洋化をぐっと推し進めたけれど、その時に白人さんたちの思考を一挙に取り入れちゃったわけで、もしや、悪影響受けて侵略戦争やらかしちゃったんじゃなかろうかとか....。  

 日本人は黄色人だから有色人種で、差別される立場だけれども、でも白人さんたちみたいな思考をしているんじゃないかって。  

 自分の中にもそういう意識が働いてるんじゃなかろうかとか、そう考えたらなんだかめちゃくちゃ気持ちわるくなってきてしまった。  

  でもBLM関連で「知らなかった...」と驚くことばかりってことは、自分の中にそういう差別意識が確実にあったということになるわけだから。  

 「ああー💧」と自己嫌悪に陥りながら、日々勉強して自分の中にある差別意識をあぶり出していく作業をしっかりやんないとなーぶくぶくぶくー。

 

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 100%

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