So Be It

映画の観方と楽しみ方を勉強中。ネタバレを含んでいますのでご注意ください

フライデー ( Friday )

 せっかくの金曜日なんだから!

FRIDAY

FRIDAY

  • メディア: DVD
 

 

 

 サウス・ロサンゼルスで暮らすクレイグは自分が休みの日に職場をクビになってしまう。翌日が金曜日だったため、友達のスモーキィが「楽しい気分にさせてやるよ」とクレイグをあの手この手で慰めようとする。

  

 舞台となるのはクレイグの家の前。

 クレイグの家の前にクレイグとスモーキーが座っており、家族や友人、近隣の住民とのやりとりで話は進んで行く。

 さんざん見かけるあの有名な「Daaaaaaaam!」のgif イメージはこの映画だったのかー!という驚きがまず一つ。

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 驚きというか「ああ、これだったのかー」という納得というか。

 

 クビになって次の仕事を見つけるまでの隙間日の話。でもそこはサウス・セントラル。玄関先に座ってほとんどだらだら話していただけなのに見事にとんでもない事件に巻き込まれるから凄まじい。

 スモーキーからもらいタバコならぬもらいマリファナ(?)を吸ってしまったことから、とんでもないトラブルにまきこまれてしまう。

 スモーキィが売上金を向かいに住む乱暴者のディーボに奪われてしまったため、ディーラーに売上金の支払いができず、翌日までに支払わないと命はないとスモーキーは窮地においこまれる。ところがその時にスモーキィがクレイグの名前を出してしまったため、クレイグも連帯責任(?)を負わされるはめに。

 クレイグがマリファナを吸ったのはこれがはじめてで、しかも最初はスモーキィに勧められても断っていた。

 しかし、元気付けようとするスモーキィに根負けする形でスモーキィが吸っていた巻きマリファナを2口ほど吸ってしまい、そこからクレイグはハイになってしまう。

 とはいえ、そんなにめちゃくちゃになるわけでもないのだが、地味に幻覚をみたり、行動がおかしくなったり。

  ほとんどが他愛のないことなのだけれど、終盤になってマシンガンをもったギャングが襲ってくる。

 さらにディーボとも正面切って戦わなければいけなくなる。

 家にあった銃を護身用としてポケットにいれてしまったクレイグがそれをどうするかというハラハラ。

 

 サウス・ロサンゼルスには普通の住民がいて、治安の悪さに一番悩まされているのも彼らだ。

 警察のパトロールもないし、誰も通報しない。

 通報しても来てくれないか、へたをすれば自分が疑いをかけられるだけ。または、その後の復讐を恐れてなどの理由からだ。

 そんな中で自分の身を犯罪から守るにはどうすればいいのか。

 そこが実に悩みどころである。

 

 クレイグは好きな幼馴染の彼女が殴られことで、ディーボに立ち向かう。

 最初はディーボに対して銃をつきつけるのだが、父親から言われた言葉を思いだし、銃をすて拳で戦うことにする。

  そこまでは、銃をそこですてた勇気に”おおっ!”となるのだが、その後殴られまくったクレイグが庭の縁石の石をつかんでディーボの頭をぶん殴る。

  ああ、これでディーボが死んでしまったら刑務所行きになってしまう...と心配したらクレイグの両親を含めて周囲でその成り行きをみまもっていた住人たちはクレイグが石でディーボをボコ殴りにして反撃していく様子に喝采をおくっている。

 

 ちょっと待て。

 銃でなければ殺してもいいのか...???

 

 と、頭の中がパニックを起こしかけたが、幸いディーボは死ななかった。

 

 いやしかし、あのでかい石で殴るのは銃を撃つのに匹敵する殺傷力だとおもうのだけれど....。

 違うのか?

 どうなんだ???

 

 しかし、まぁクレイグの立場に身をおいてみれば、そこで殺されたくなければ反撃するしかなく、圧倒的な暴力で攻撃してくる相手になりふりなどかまってられないので、武器になりそうなものを引っ掴むのは当然といえば当然...。

 ”生き残るため”には戦わなければならない....。

 裁判で自己防衛が認められるのを祈るしかない感じか。

 でもあの騒ぎでも警官はこなかったし、誰も通報しなかったし、ディーボはたたけば埃がいくらでもでてくるだろうから、警察に訴えることもないだろう....けれんども...。

 

 この事態はいっそさかのぼってクレイグが非番の日に解雇を言い渡してきた店を責めるべきなのか?

 日本の労働基準法だと解雇する側は少なくとも一週間前には通知しなくてはならいことになっていたと思うんだけどアメリカはどうなのかな?

 

 街の治安はなんら維持されず、麻薬組織が横行、住宅街でマシンガンを撃ってもパトカーが来てくれることはない。

 誰も通報しないのは警察が何もしてくれないからと諦めきっており、通報したことで余計にトラブルに巻き込まれることを恐れている...ということをあかるくコメディにしてみたアイス・キューブということでいいのかな。

  

 日常をラップにして歌ったらギャングスタラップのレッテルを貼られてしまった。反社会的と非難されたアイス・キューブ。

  この映画がリリースされた時はアイス・キューブは26歳。

 N.W.Aにいた時はまだ10代だったのかーと驚く。

 すごい才能だなぁ。

 

 そういえばアイス・キューブは2017年にBig 3というNBLを引退した選手で構成したチームの3 on 3のバスケット・リーグ戦を立ち上げ、コロナウィルスのことががなければ日本でも開催予定だったそうだ。

 でもBig 3 Japanなる公式アカウントがあるので、コロナがおさまれば期待していいのかな。

 

 

私の好み度:⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 78%

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