「どうりで!」と大いに納得。
NYの大学に編入することになったバリー。
バリーはアメリカ人で白人の母親とアフリカ人の父親をもち、子供時代は両親の仕事の関係でハワイやフィジーなど世界を転々としながら過ごしてきた。
大学生となりNYで暮らすことになったバリーは、それまで意識したことのなかった自分の肌の色を強く意識するようになる。
最初は人種も肌の色もまったく意識していなかったバリーがだんだんと肌の色を意識していかざるを得ない様子をみていくのはなかなか辛かった。
黒人のコミュニティにも白人のコミュニティにも馴染めない。
自分はどこに属する人間なのかその答えをもとめてアフリカにいる父親の元を訪れることを考えるが、父親の交通事故によってそれもかなわなくなる。
バリーは外からNYにはいってくるので、バリーの眼差しでNYをみると見えにくい差別や偏見があぶり出されてきて、なんとも息苦しい思いをする。
新しい土地に馴染むというのは誰にとっても簡単ではないけれど、馴染まなければいけない場所がそれまでの価値観からすればあまりにもいびつだと途方に暮れてしまうというか。
バリーはとても頭のいい人なので、普通では気がつかない歪みにも気がついてしまって、混乱してしまうというか。
見ながら「難しいなぁ....そうなるのか...難しいなぁ....」と独りごちまくっておりました....。
「The 100」を見ようとしたらネトフリが再生しだしたのでそのまま見てしまった。
作品に関して何の前知識もなかったのだけれど、見ていくうちに「ん?これってもしやオバマ元大統領の話か???」となった。
最後の最後にお父さんにあてた手紙の中で「バラクより」とあったので「やっぱりオバマ元大統領の話だったんだー!!!」となって「どうりでねー」と納得。
いや本当にこういうところが政治家としての起点だったんだと思うとどうりで人間としてかっこいいはずだと。
オバマ元大統領の本を読みたくなってきた。
英語読めるかなー?
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5
🍅:80%