So Be It

見た映画の感想。ネタバレを含んでいますのでご注意ください。

ミーシャ・コリンズとジェンセン・アクレスと一緒に学ぼう!

   自分の中ではまだまだ知らないことだらけのBlack Lives Matterムーブメント。今はピンとこなくてもあとから「ああ!あのことはこういうことだったのかー!」と腑に落ちることもあると思うので、気になったストリームをここにブックマークしておくことにしました。

 

  うん。記事にするために頑張って前置きを書いてみたけれども、ようは自分のための覚書きです。

  「ワイルド・スピード」シリーズの成り立ちや継続の不思議を探るためにポール・ウォーカーや他の出演者のインタビュー記事を読み漁ったことで”マルチ・エスニック”というキーワードに興味をもつようになり、ジョン・シングルトン、ジャスティン・リン、タイリース・ギブソンやリュダクリスのインタビューから"白人特権"やハリウッドに根強くのこる人種差別の実態を知って「いまだにそんなことがあるの???」と驚いていたんですが、ひとたび意識し出すと自分の映画やドラマの見方が徐々に変わっていってしまって、とはいえ、自分でもまだまだ消化しきれないでいたところにおこったこのBlack Lives Matterムーブメント。

  まるでここ半年で見てきた映画やドラマやドキュメンタリーがついに現実に滲み出してきたような奇妙な感覚を覚えたというか、不謹慎かもしれませんが「誇張でも気のせいでも過去のことでもなくてものすごく生々しい話なんだと驚いて。

これまで映画やドラマでみてきたことやHip-Hopの歌詞で聴いてきたことが誇張でもなんでもなくて、まぎれもない現実をうつしていたということをSNS経由ではあるものの目の当たりにして、今後、アフリカン・アメリカンの人たちが差別で苦労する映画やドラマをみて「昔は大変だったんだなー」とか「いやでもいくらなんでも今の時代にそんなことはー」とか思うことはできないんだなぁ...と。

  これまでは「デモ行進→暴動」とニュースできくと、差別はいけないことだけど、店を壊したり、建物に火をつけたり、物盗んだりするのはまた違うよなぁって漠然と思いがちだったけれど、最近見てきた映画やドラマやドキュメンタリー、そしてBlack Lives Matterムーブメント関連授業(←?)をいろいろみてきたおかげか、ニュースをすぐに鵜呑みにするのではなく、

"そこで暴力を振るったのは誰なのか?",

"器物を破損しているのは誰なのか?",

"そもそもなぜ平和的抗議手段であるデモ行進が暴動になったのか?",

"そのきっかけはそもそもなんだったのか?"

を少しづつではあるけれど気にする習慣がついてきた。

暴動ときいたとき自分のなかにどんなイメージが浮かんでいるか、それをまず自問自答してみると自分でも気がつかない意識下に染み付いた偏見に気がついたりする。

ライブストリーム授業(?)などで一番興味深かったのも、そういった本人も自覚できない意識下に染み付いた偏見によくふれられていたことだ。

それはこの世に生まれ落ちて呼吸するようになってから自然と沁みついていくもので、なかなか気がつけないのが厄介だと。

 

それから私もそういう傾向にあるヘタレなのだけれど、こういう問題を考えるんは難しそうだし、話し合うのもなんだか怖そうだし、でもうっかりやらかして差別的なふるまいをするのも嫌だし...となって、ついつい問題から目を逸らしがちになってしまう。

目を向けたら、そういう境遇にある人たちのために立ち上がったり、行動を起こせない自分に気がついてしまいとんだ偽善者だなぁとか落ち込んでしまったりするからなんてところもあるのだけれど。

そういったことについても色々な人たちが丁寧に説明してくれている。

自分がどう思うかは自由だし、怖いと思ったり怒ったりする権利もある。でも、相手のいうことにも耳をちゃんと傾けること。自分が聞きたくない意見だったり、自分には受け入れがたい話であっても、相手を黙らせるのではなくちゃんと耳を傾けることが大事なのだという。

”恐怖”や”怒り”は症状であって、その症状が出るということは認識しはめた兆候で決して忌むべきものではない。

もっと深刻に恐れるべき「無視」であって、そこに問題はないものとしてふるまうことだそうなのだけれど、それを意識的にやっているなら「恐怖や不安」からくる症状だからまだ当然起こるべきプロセスだけれど、本当に問題がないと思っているのなら、それは無意識下にある自分の偏見に気がついてないということだから、困ったことになるとそういう話もでてきて興味深かった。

  理解の助けになる本を紹介してくれていたり、この機会に理解を深めてもらおうと分かりやすく説明する試みもいろいろインスタにアップされていて、無料で勉強させてもらえるのがありがたい。(ありがたいけれど情報過多すぎてとてもおいつけない...)

  デモ行進には黒人の人たちだけではなく、白人の人たちが白人の特権をいかしてデモ行進の時に自分たちを盾にして黒人の人たちを守るように行進したり、時にエスカレートした白人の若者たちが器物破損をしたりすると、誰が責めをうけることになるのか考えて本当に彼らの助けになりたいなら慎重に行動しろと白人さんたちがお互いに注意しあったり。

世界が突然変わることはないけれど、せめて孫のその孫ぐらいの時代には肌の色のことなどきにすることのない国になるよう、そこを目指して声をあげていこうとかいう様子をSNSを通してみていると、なんだか映画「グローリー/明日への行進」を生でみているようだとか思ったり。

アフリカン・アメリカンの人たちは今回のムーブメントにわきたつというよりも、ずーっとずーっと訴え続けていることなのに未だに無実の人が殺され続けるのはなぜなのかといううんざり感と無力感の方が大きいという印象。それでも今回の事件をきっかけに表面的な話し合いだけではなく、なにか解決に向けての方法を見出せる実りある話し合いができればと、いろんな角度から人種差別や政治について話し合ったり、説明したりと試みている感じ。

  コロナウィルスのせいで職を失ったストレスが溜まって暴動につながったという説明も多くて、そういう一面も確かにあるのかもしれないけれども、アフリカン・アメリカンの人たちの多くが皆、身内や友達、隣人が不当に逮捕されたままいまだに刑務所にいて釈放のめどがたたなかったり、殺されたりという経験を持つことから、今にはじまった話ではないというのがうかがえて、これまた映画やドラマでみたやつだ...とか思ってしまって。

 

これは下に貼ってる講義にでてきた話だけれども、暴動となった時、アフリカン・アメリカンの人たちが建物を壊した火をつける場合、経済をストップさせる目的でやるのでお店や看板などに火をつけるけれど、学校や図書館には絶対手を出さないし、ましてや警察署に石を投げたり、火を放つのはアフリカン・アメリカンの人たちにとっては自殺行為となってしまうので、それをやるのはデモを妨害したい、もしくは意図的に人々の意思を操作しようとする工作員の仕業とすぐわかるそうで、壊行為にそんな仕分けがあるのかと驚いたり。

 

というわけで、とりあえずとっつきやすいところで「スーパナチュラル」で天使カスティエル役のミーシャ・コリンズさんが知り合いの活動家さん4人をまねいてディスカッション。ディーン役でおなじいのジェンセン・アクレスも奥さんと参加(といっても、ジェンセン夫妻は終始聴いていただけですが)

 

まだまだ山ほどあるんですがとりあえず、片っぱしからブクマしたら自分でも何がなんだか😅。

 

いろいろ複雑に絡み合った問題を因数分解して、これはこれ、それはそれ、という感じでディスカッションを重ねていくディスカッションの姿勢はいろいろと勉強になります。

日本にもいろいろと考えなければならない問題が山積みですが、このアメリカのアフリカン・アメリカンの人たちをめぐる問題に対するアフリカン・アメリカンの人たちの取り組み方、白人の方、ハーフの方、他の有色人種の方々の取り組み方の姿勢にはなんというか学べそうなことがいっぱいある感じなので。

 

ええ、難しいことはさておいても、普通に英語のリスニングの訓練にもなるなぁということで。ええ、私は日本語・英語字幕なしで英語の映画やドラマを見られるようになりたいという野望をまだ捨てていないのでございます。(←どうでもいい)

 

追記:

この土・日に全米各地で行われたBlack Lives Matterのデモ行進。

テキサスのオースティンで行われたデモ行進のサポートにジェンセン・アクレスさん赴き、水、軽食、マスク、消毒液などを配布したそうです。

  デモ行進に参加している方の多くはコロナウィルスについてもきちんと意識されていて、マスクと消毒液と、あと熱中症対策としての水を持参するようにという呼びかけがSNSでも多くされていました。

↑これをみてふと思ったのですが、テキサスのデモ行進はLAのデモ行進と比べてみると白人の方の姿が少ないかな?

ジェンセンさん、自分もSNSなどで紹介されている本などを読んで勉強中だけれども自分の娘たちにもきちんと伝えて人種差別や偏見に反対できるよう育っていってもらいたいとインスタで。さすがディーン!!!(←違う)

www.nytimes.com

 

上の講義でもいくつか本が紹介されていたのですが、パネルをみていた印象でひとまずこの方の本が初心者の自分にはとっつきやすそうでいいかなと思ったのでブックマーク。

 

How to Be Black (English Edition)

How to Be Black (English Edition)