この間NHKで韓国映画の「タクシー運転手 約束は海を越えて」を放送していて、たまたまTVがついていたので休憩中になんとなく見ていたら、恐ろしすぎて目が離せなくて。
光州でおこった民主化運動を取材に来たドイツ人記者をソウルのタクシー運転手が光州まで乗せていったことで光州でおこっていた軍や警察による虐殺を目の当たりにするというような内容だったのですが。
映画の内容もショックだったんですが、デモ行進をする大学生を突き飛ばしたり地面に押さえつけたりする様子がジョージ・フロイドさんが警察官にされていた押さえ方とまったく重なったことに驚いて。
警察や軍というのはそういう人間の取り押さえ方の訓練を受けるんだろうか???と不思議になってしまって。
"Black Lives Matter"ムーブメントがおこってからインスタTVをつかっていろんな俳優さんやミュージシャンの人たちが問題を理解しようとしたり、関心をもってもらおうとライブストリームでディスカッションを繰り広げていて、後学のためにもここに覚書としてブックマークしていこうかなと思って、わたし的にわかりやすかったライブストリームを下書き保存していっていたのですが、まぁ、どう文面つけたらいいかわからなくて時間があるときにやろうと思っていたら、現実の進行が怒涛すぎて。
今やデモ行進にはアフリカン・アメリカンの方よりはむしろ、白人特権をこのために活かそうと行動を起こした白人の方の方が多い印象で。あとは血気盛んな若者達と。地域によって構成要因は全然違うわけですが。
3時間ほど前にアップされた映像があまりにも衝撃すぎて言葉を失ってしまったので。
Just about an hour ago, police officers shove man in Niagara Square to the ground (WARNING: Graphic). Video from: @MikeDesmondWBFO pic.twitter.com/JBKQLvzfET
— WBFO (@WBFO) June 5, 2020
夜間外出時間を過ぎているという理由でデモ行進を行っている人たちを取り締まりに来た警察と軍の方なのですが、75歳の方白人の男性の方が警官の人につきとばされ地面に倒れて、後頭部(?)からなのか地面に血がにじんでいるのがあきらかなのですが、警官の人は誰一人その方の様子を確認することも救急車を呼ぶこともなく通り過ぎていこうとしているんです。そのかわり、その倒れた男性の方を助けようと駆け込んできたデモ行進をしていた白人の方を一斉に取り押さえて。その駆け込んできた方も武器なんかもってないんですよ。人が地面に倒れていてピクリとも動かないのを見つけたら助けに駆け寄るなんて、普通の人のもっともな反応ですよね。反射で駆け出しちゃいますよ。でも警官の人たちは倒れている人には見向きもしないでその助けに来た人を取り押さえる。警官たちと一緒に歩いていた軍の人がその倒れている方の様子をみるためにかがむんですが。警官の中にはおろおろとした感じで振り返ってたりもするのですが、でも様子をみるために動いた人は一人もいなくて。
見た情報を頭が全然処理しきれていないんですが。
なんだか本当に恐ろしくなってしまって。
白人男性の方は容体は安定していて現在集中治療室にとのこと。
無事に回復されるとよいのですが。
すみません。なんだか動揺しまくりで。
アップしてから動画をもう一度見直してみました。
警察の方一人、男性の方の様子をみようと駆け寄ろうとしていましたね。
上官の方に止められて、パトロールに戻っていましたが。
映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」でも検問をかけていた一人の軍人の方がジャーナリストと取材ビデオをのせて空港に向かおうとするタクシーを、承知の上で通してくれた人がいて無事に向かうことができたみたいな。
SNSでも#BlackLivesMatter ムーブメント関連でアップされている映像や写真、memeでも味方になってむしろデモ隊の人たちを守るように行動している保安官や警官の方も大勢いることをキャプチャーしたものの多いですし、Black Lives Matterは南北戦争の時からずっと続いている戦いで、今一番やらないといけないことは選挙にいってきちんとしたリーダーを選ぶことだという呼びかけがやっぱり多いです。
すくなくとも自分の強さだけを示すことばかりに熱心で、肝心の国民を守ることもよりそうこともしないリーダーではないリーダーをまず選ぶべきだと。そこからはじめないと何もはじまらないと、と。
選挙にいく大切さを痛感。
選挙にいったって何もかわらない。投票したい人がいないから選挙にいかないというのはなんの意味もない行為だという十代の人たちに、ラッパーのみなさんたちがSNSやライブストリームを通して話しかけているのも、すごいなぁと思いながら。
ストリームなどで十代のアフリカン・アメリカンの人たちがラッパーの人たちと話して、希望を失わずに勉強して大学いってなりたい自分になれるようがんばれと鼓舞されているのをみると、「殺されることなく無事に成長するんだぞ!」という祈るような気持ちになってしまうのはここ最近みた映画やドラマの洗脳効果でしょか。
はい。オチをみうしなっています。
仕事してきます。