デンゼル・ワシントン出演作品攻略の一環で視聴。
元CIAでありながら極秘情報を闇ルートで売り捌いていたフロストがアメリカ領事館に逃げ込んできたため、それまでほとんど使われることのなかったCIAの隠れ家に移送されてくることになる。ケープタウンの隠れ家勤務で退屈しきっていた新人CIA職員のマットがCIAの尋問チームとフロストを受け入れるが、隠れ家はすぐさま何者かに急襲される。
思いがけずヨエル・キナマンが登場したので、テンションが跳ね上がり、キナマンを強制退場させたことで、ただでさえ好感度の低かった主人公に物を投げつけたい気分になる。
こいつのせいでフロストさまの行動も敵に筒抜けになるし、友達は殺されるしどうしてくれよう!
と、まぁ、冷静さを欠きまくった視聴ではあるものの、フロストさまのかっこよさはたっぷり堪能。
最初から裏切り者が誰かわかっているのはご愛嬌ってことでいいんだろうか。
主人公と思われる新人CIA職員になんの共感も好意ももてなかったため、すっかり邪魔キャラ扱いに。
どうもライアン・レイノルズとは相性がいい時と悪い時があるみたいで...。
いっそのことピカチュウ姿で出てくれたなら...(ごめん)
ストレートにフロストさまが主人公でよかったんじゃないだろうか。
ダメなの? なんなの?
キナマンさんがマットならまだマットに感情移入できたのかもしれないけれど...(好みの差)。
キナマンさんとデンゼルさんじゃダメなの?
面白くなかったわけでもないけれど、なんだかいろいろと痒いところに手が届かなかった気もしないでもないもやもや感。
人がすごく簡単に殺されて怖かった。
なーんでキナマンさん出たのかと思ったら、この監督さんが「Easy Money」の監督さんだったからかー!えー、だったら余計にキナマンさんがマット役でいけた可能性あったんじゃないのー???
追記: デンゼル先生のインタビューを読んでちょっと面白いことがわかった。オファーがあった時、デンゼル先生は「Easy Money」をみて、それから直接会って話してみてダニエル・エスピノーサ監督とはすごく仕事をしてみたいと思ったけれどシナリオには全然心を動かされなかったそうな。読んでも腑に落ちないところだらけで、ダニエル・エスピノーサ監督でなければ出ていなかったと思うと。 5ヶ月ぐらいシナリオの手直しにつきあって、その過程で演じるキャラへの理解も深めていったそうな。「私は論理的な人間なんだ」とデンゼル先生。その貢献度からプロデューサーとしてもクレジットされたとか。
それから役作りのためにソシアパスの本を読んだらしいのだけれど、ソシアパスとは暴力的な人間のことをいうのかと思っていたら人を操るのが上手い人のことであるということを初めて知ったとあって、私もそれを読んではじめてしった!そうなんだ!
とここまで書いて気がついた。
そうか。デンゼル先生もといトビンに操られてライアン・レイノルズのキャラは結局 CIAの不正をあばくことになったっていうことなのか...な?
また時間がある時に見直してみようかな(デンゼル先生の出演作品多すぎていまのところ二度見する間なし)。
あとデンゼル先生の言葉で面白いなぁと思ったのが
”I take my work seriously but I don't take myself seriously."
それから、これからの人生であと何本映画を作れるのかはわからないからこそ、自分が好きだとおもった人たちと仕事をする機会を逃したくないし、”お金のためだけに出た”とか”ただなんとなくこなした”とか思うような関わり方はしたくないというようなことも。どの映画についても”全力でがんばったし、自分に可能な限りベストを尽くした”と言える関わり方をしたいとのこと。
私の好み度:⭐️⭐️⭐️/5
🍅:52%