So Be It

見た映画の感想。ネタバレを含んでいますのでご注意ください。

"What does HipHop mean to you?"

 とあるアメリカのアフリカン・アメリカンのDJさんがインスタでQ&Aに答えておりまして。

 

 まさかピックアップされると思わずに「ヒップホップはあなたにとってどんな意味がありますか?」と尋ねてみたんですね。

 正直、Q&A Boxのありかがよくわからなくて、ようやく見つけたのでなんとなく試してみたかったというのと、ヒップホップについて全然詳しいわけではないので、誰とバトルとかよくわからないし、そんなに難しい英文が作れるわけでもないのでそう尋ねたのですが。

 

 そしたら書いた質問が思いがけずピックアップされて、これまで誰にも話したことないという話を聞かせてくれたんです。

 NYのクィーンズのDJさんで、まだDJとして駆け出しの頃のこと。知り合いがレーベル会社をやっているからと幼馴染にいわれてターン・テーブルをもってオーディションを受けに行ったら、そこの社長に銃をつきつけられたそう。彼の幼馴染はその社長に隣にいて黙ってみていて、そのことに何か口添えしようとも何もしなかったと。 何を要求されたのか詳細は語らなかったけれど、銃をつきつけられて「自分は音楽をここにやりにきたんだ。それ意外はやらない」と言ったと。これをやりにきたと銃をつきつけている相手の目をまっすぐにみてターンテーブルをたたいて言ったって。そしたら相手は銃を引っ込めたということなのだけれど。

  ヒップホップは自分の人生だっていって、それだけでは説明しきれないと思ってこの話をしてくれたんですが。

 でもいままで誰にもしなかった話でもあり、語りながらかなり熱くなられていったので、とんでもないことをきいてしまったと思いながらも、本当にストリートで罪を犯さずに生き延びることの過酷さを教えてくれたというか。

 同時にDJとしての誇りもすごく感じて。

 ターンテーブルと共にあったから、ヒップホップへの熱い思いがあったから銃にも屈しない強さを引き出せたというのと、でも本当にとても恐ろしい体験だったというのも伝わってきて。

  ええ、いまちょっとかなり打ちのめされています。

 いやでも心から尊敬を覚えるというか、その強さ逞しさが本当にすごい。

 そのDJさんは自宅でラジオ番組のために音楽を流しているようすをインスタで公開されていて、本当に狭いところで後ろの棚にはぎっしりのレコードがあって、その中でトークしながらターンテーブル駆使してヒップホップを流し続けているんですが(本来だったらラジオ局のスタジオでやっているわけなんだけど)。

 いやしかし、軽い気持ちでインスタで質問しちゃいけないと反省(←しかもろくにできない英語でな...)。

 いやでもまさかそんな生命にかかわるような話がでてくるとは思わなくて〜💦

 まさかそんな話をされるとも思わなくて〜💦

 しかもめっちゃ熱く語りかけられているのに全部聴きとれているわけでもなくて申し訳ない...💧

 英語...がんばろ。

  あ、ちなみにいまもLive Q &A は続いていて聴きながらこれ書いています。

 うん。どの質問にも熱く答えてるし。

 加えて 仲間の DJさんたちが次々とチェックインしてきてLive Talkになって大笑いしておられるので、なんだかホッ。

 

 いやはや...💦。

 

追記:

後になってこのDJさん、DJ Mister CeeがBig Daddy Kaneのアルバム「Long Live The Kane」のプロデューサー。ノトーリアス・B.I.Gの才能を見出したフィニッシャーと渾名される伝説のDJの方と知りました😅

Big Daddy KaneもMister Ceeもとても誠実な人柄で義理堅く、仲間のためでそれが大切なことなら、全力で力になってくれるという面があって。とてもかっこいい関係だなぁと。

Big Daddy Kaneとノートリアス・B.I.Gどちらのラッパーがすごいかという質問にもとっても正直に答えるMister Cee. 

 

 初めてビギーの曲を聴いた時、ケーンのことを思い出した。ラップを高みに引き上げたという点ではビギーの功績の方が大きいと思うー的なことを言ってから「お前がこれを見るか、誰かが俺がビギーの方がすごいって言ってたぞってお前に告げ口する奴がいるってわかっているけど、俺がどんだけお前のこと好きかわかってるだろ〜」とフォローするところがまた人柄が出ていて楽しい。こんなことで怒るBig Daddy Kaneじゃないってみんな知ってるし!