飛行機こわいよ乗りたくないよ。
な、話かと思いきや、実は「アルコール依存症はとってもこわいよ」って話だったっていう。
ビックリだ!
お酒の怖さとは境目が見えにくいところだろうか。
自分が依存症になっているとはなかなか気がつきにくい。
認めたくないだけかもしれないけれど、お酒を飲んでも仕事やらなにやら問題なくこなせている間は自分が依存症になっているとはなかなか認識できないものなのだろう。
自分はお酒が好きなだけで依存症ではない、やめようと思えばいつでもやめられる、そんなことを思いながら一日足りとも飲むのをやめられない。今夜は一杯だけにしておこうと思っていてもそれだけでは終われない。酔ってるのに酔ってないと思い込む。いずれも危険な兆候だ。
この映画でも主人公がどの時点で自分が依存症と認めることができるかどうか、そのあたりがおそろしく丁寧に描かれていて結構震撼とさせられる。
それにしても酔いを醒ますためにコカイン吸いまくってシャンと立ち直るところがあって、 そこがまたデンゼル先生いきなりめちゃくちゃかっこよくなっちゃうから、そういうのもありなの???って大笑いしながら、でもこのまま無罪になっちゃったらどうしようって変にハラハラしてしまった。
調合しだいで二日酔いをあれだけ回復させられるってあのBroすげぇ!と思いつつも薬物過剰摂取で突然死する一因を垣間見たような気もしないでもなく...😅
事故自体は飲酒と関係なかったかもしれないし、彼が名パイロットだったおかげで助かった人たちが大勢いたというのも事実だけれど、事故のあと家中のお酒を捨ててやめようとしていたのに、ストレスからまた飲み始めて。
あれだけのことがあってもお酒を飲むのをやめられないということがアルコール依存症の怖さなんだろうなって。
アルコールによって、とんでもなく精神を蝕まれているってことなんだろうなぁって。結局空も飛べなくなっちゃって。
でも立ち直れてよかった。
まだまだ気は抜けないんだろうけれども。
家呑みする機会が増えている今日この頃。
お酒に強い皆様気をつけてくださいね。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 77%