デンゼル先生が好きなヒーローは「シャフト(Shaft)」と「スーパーフライ(Superfly)」。
子供のとき映画を観に行っても自分たちみたいな見た目の人たちは全然出ていなくて、それが1970年にはいって「シャフト」と「スーパーフライ」が上映されたとき、人生が変わるような衝撃があったそう。
「シャフト」のリメイク版をみたとき、アフリカン・アメリカンの人たちにとっての意味はどのくらい大きかったんだろうかということがちらっと頭をよぎったけれど、ああ、やっぱりすごかったんだーと。まさかデンゼル先生の言葉でそれを確認できるとは!
オリジナル版もみなくては!
デンゼル先生この中でトニー・スコット監督の話もしていて「あんなのにマッチョなのに感動しぃなのが面白い」って話しているのが可愛くて。いいシーンだと監督エグエグ泣いてたりしてるそうで。それでいくと監督、デンゼル先生にめちゃくちゃ泣かされまくったんだろうなぁと。トニー・スコット監督がデンゼル先生とよく組む理由は「いつもまったく違う何かを見せてくれるから」ということで、もっと詳しく読みたかったんですけれど、それが掲載されていたのが「LAタイムズ」で、「LAタイムズ」はお金払わないとちょっとの間しか読ませてくれないんですよー!来月覚えてたらトライしてみたく。
余談になるのですが、私が大好きな俳優のデイヴィッド・テナントさん。
スコットランドの生まれなんですが、子供のころ「ハルク」が大好きでお小遣いでコミックを買っていたそうなんですが、「Doctor Who Magazine」が発売されるようになり、そっちを買うようになったとか。その理由の一つがこれまでヒーローといえばアメリカのものばかりだったので、イギリス発のヒーローが本当に嬉しかったとか。それでテナントさんは筋金入りの「Doctor Who」オタクである「Whovian」となり、ドクターを演じたいから俳優になったのに、テナントさんが俳優業をするころには放送が途絶えていて、せめてちょっとでも関係ある何かがしたいと「Doctor Who」のオーディオドラマに自分を積極的に売り込んでチャンスを掴み、出演するようになったのですが、それが再び「Doctor Who」がテレビに復活し10代目のドクターに抜擢されたわけですから、夢をかなえたWhovianということで旧世代Whovianからも好意的に受け入れられたわけなんですが、なんとなくその話を思い出しちゃいました。
まぁデンゼル先生は「シャフト」を演じたいから俳優になったわけではないですが😅
余談ついでに、デンゼル先生が息子さんが通っていた大学の卒業式でスピーチしている動画をみまして。2011年のものなんですが。
デンゼル先生ことだからめっちゃかっこいいスピーチをするんだろうなと思ってみたら、どうやらこれが卒業式によばれてスピーチをするのがはじめてだったぽくて結構緊張しているというレアなデンゼル先生をみられてしまいました。
もちろんすごくいい話をされているんですが、それよりも「わー、デンゼル先生もこんなに緊張するんだあ」と新鮮で。
それ以降にもデンゼル先生、他の大学の卒業式に招かれてスピーチしているんですが、そのときはもうザ・デンゼル・ワシントーン!!!って感じで。”デンゼル・ワシントン”なイメージを裏切らない力強さと堂々ぶり。
それだけにこの2011年のスピーチが愛しいというか、かえって励まされたというか、ああデンゼル先生もめちゃくちゃ頑張ってるんだなって。不安や恐怖心を押し隠してがんばってたんだなって。ここでまたテナントさんのことを思い出して、テナントさんも人前ではなすときすごく緊張しているんですよ。気を張りすぎて変にハイテンションになっちゃうところがあって、恐怖心と戦うってこういうことなんだなぁって思ってたところあったんですが、ああデンゼル先生もそうなんだなぁと勇気をもらった感じで。
リメイク版の「シャフト」の感想