ばっかばかしいってステキなことね。
マクスウェルは秘密諜報機関コントロールに所属する優秀な分析官。40歳を目前に独身。彼は工作員として現場で活躍することを夢見ており、日々訓練に励んでいた。工作員としての試験には合格するも、分析官として優秀すぎる彼を現場に出して失うリスクを冒したくないと、工作員に昇格させてもらえない。そんな時、コントロールの本部が何者かに攻撃され、現役工作員の素性のデータが盗まれてしまう。犯人をつきとめるため、盗まれた工作員のデータの中にないマクスウェルと最近容姿の整形手術をおこなったエージェント99がロシアに飛ぶことに。
まさに何も考えずに笑いたいというニーズに応えた映画。そうそうこういう映画が見たかったのよと。ほどほどに面白い感じの。
...ん?
映画の嗜好がなんかおかしくなってないか?
まぁいいや。
全編罪なく笑える感じで普通に面白かった。
でもまぁ、一応チェック。
主演のスティーヴ・カレルは米版「The Office」で主演していた人。リメイクの話があがっていたらしいが「今の時代には合わない」と断ったそうな。
昨今、白人の男優さんたちがなかなか厳しい状況に陥っている記事や白人さんたちの苦悩を描いたドラマが敬遠されるような傾向が出てきているなんて記事も見つけた。
いや...まぁ...わからないでもないというか、警戒してしまう気持ちが出てきてしまうのはなんとなくわかる気も。
事実私もこうして一応チェックしてしまっているわけだし。
チェックするのは自分の知識不足のせい。
そういうことを気にせずというか、それらをひっくるめてみんなで笑い飛ばせるぐらいの相互理解と信頼関係ができあがればいいのだろうけれど、まだまだ難しそう。
さりとて口を噤んでしまうのは論外だろうし。
言われなければ気がつかない無意識下のこともいっぱいあるし、なんだかおバカコメディをつくるのってめちゃくちゃクレバーでセンシティブにならないと難しそうというか。絶妙のバランス感覚がないと作れなさそう。
コメディアンの人に神経質な人が多いというのはそういうところからなのかしらんなんて思ったり。
私の好み度:⭐️⭐️⭐️/5
🍅:50%