ネトフリが推してきた作品がステイサムおじさんだったので視聴したらもれなくタイリースもついてきた。
これまた「ワイスピ」風味な...
というか、風味にしようとしてなりそこねたというか...。
2012年、アメリカの経済は破綻して刑務所は民間運営に。
運営費をまかなうため囚人たちが釈放をかけて命がけで競うデス・レースを放送することで収入を得るようになる。
そんな時、視聴者に大人気の覆面レーサーのフランケンシュタインが事故死。視聴率をキープするために新たな囚人レーサーを外から調達することに。
多少ハラハラさせてくれても良さそうな設定なのに恐ろしく心を掴まれない。
いろいろ画面は忙しそうなのにどういうわけだか、トロい感じがするというか全体的にスピード感がまったく感じられない謎。
レースもなにやら色々と趣向をこらしている割にちんたら感しか感じないっていうのはどういうこっちゃっていう。
これだったら「SuprtFast」の方がよっぽどハラハラしたし面白かった。
タイリースが主人公の敵役っぽく出てきたので、これでジェイソン・ステサムと仲間になるとかだったら笑えるなぁと思ったら、本当にそうだったので失笑してしまった。
運転技術がすごい人がヒーローで車モドキが走り回って美女もついてきて...ってなんだかとっても「ワイスピ」フォーマットな感じ。
「ワイスピ」便乗作品がその後いっぱい作られたという話は色々な記事の枕詞みたいになってる感じで読んだけど、タイリースも出てるしなぁ。真似しようとしたというより、ポスト「ワイスピ」フランチャイズを作ろうとしたとかなんだろうか?
タイリースはマイアミはよかったとやたら連呼するし、ニトロとか、車のメンテナンス組のキャラ構成をとってみても、どうにも身内臭がすごいので何でもかんでも「ワイスピ」と繋げてんじゃねーよと言われてもどうしたって連想してしまう。
プロデューサーとか関係者かなぁー?と思ったけれどImdbを見たらそういうことでもなかった...。
あ、でもロジャー・コーマンがプロデューサーの名前の中にあるな。
この人は「The Fast and the Furious」のタイトルを譲ってもらうのにニールおいたんが交渉したとかどうとかって話にでてきた。
タイトル使わせてもらう代わりにユニバーサルの古くて使わない映像ストックを大量に贈呈したとかどうとか。
この映画が製作が決定したのが2005年だから、やっぱり「ワイスピ」が終了するのを受けて、そのポストにはいりこむことを狙った感じだったのかな?
まぁ、この映画、「Death Race 2000」という1975年の映画のリメイクというからそこまで狙ってないか。
2006年の8月から50日間で撮影ですってよ。
2008年に公開しているから完全に「ワイ・スピ」のスキマ時間に存在した映画ってことになる。
その後、キャスティングを大幅にかえて2作目、3作目もつくられている。
2作目にはショーン・ビーンが出ているもよう。英国つながりなのかなんなのか。
雇用をつくるという風に考えればこういう映画を作りつ続けるのも大事ってことなのかしら。
なんかB級映画の続編連打事情は謎めくばかり。
ひょっとして税金対策なのかしらとか「Tammy And The T-Rex」の監督の話思い出したりなんかして。
ほー、これもSFになるのかとImdbのジャンルみて驚いたけど、そうか2008年公開で2012年の話描いているわけだから...これ未来世界の話なのか!
いや、4年先ってだけやん...。
元版は25年先よ??
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