LA怖いよぉ〜しくしく。
主人公は警官になって約1年半のジェイク。
現在は制服警官から刑事になるべく訓練中。希望の部署は麻薬取締課だ。
ある日、麻薬取締課の刑事アロンゾから電話がかかってくる。
現場実習訓練ということでアロンゾと組むことになる。出会った最初からアロンゾのペースがつかめず戸惑うばかりのジェイク。
アロンゾの情報屋やギャングがたむろする場所に次から次へと連れまわされ、麻薬を取り締まるためには潜入する必要があり、そのためには彼らのようになる必要があるとお酒やドラッグを経験させられたりジェイクはついていくのに精一杯だ。
そんな中、偶然ドラッグでハイになった若者が女子高生の暴行しかかっている場面に遭遇し、ジェイクは夢中で女子高生を助けにいく。
ジェイクは無事に女子高生を救うころができるが、アロンゾがまったく動こうとしなかったことでジェイクがアロンゾに不審感を覚えはじめる。
なんだかとんでもない映画でこのアロンゾというのがとってもクセモノ。
だんだん誰が味方なんだか敵なんだかもわからない事態に巻き込まれていくジェイク。 アロンゾについて担当地区に踏み入るも、住人のほとんどが有色人種。ジェイクは住人達から「白人+警官=役立たずorおれらの敵」みたいな嫌悪の眼差しをむけられどうにも部が悪い。 アロンゾがジェイクに説いて聞かせることも腑に落ちるような落ちないようなで、見ているこちら側も何が何だかわからないカオスに放り込まれる。
脚本がデヴィッド・エアー。自身がサウスセントラル地区に住んでいた時の体験などにインスパイアされて書き上げたとか。
アロンゾを演じていたのがデンゼル・ワシントンで、ジェイクを演じていたのがイーサン・ホーク。こんな恐ろしい映画をやりこなす俳優さんってすごいとつくづく思った。
いや、それにしてもデンゼル・ワシントン、名前よく知ってるけど「こんな顔の人なんだ...」と思ったところで、またウィル・スミスのように名前はよく知っているけれども1作も見たことないパターンかな?と思ったら、やっぱりそうだった。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5
🍅: 72%