ぼややーん。
ネトフリさんログイン→ネトフリさん推し作品予告がながれる→自分で選んでみることはなさそうだな。うーん、まぁ出会いを大切にして見てみるかパターンにて視聴 (どうでもよい)。
主人公はワシントンに本社のあるアトランティック・ポストのジャーナリスト、エレナ・マクマホン。中南米の紛争地帯で現場取材を行い、中南米で起こっている紛争にCIAが関与しているのでないかという疑惑を追及し続けている硬派中の硬派。そのエレナが父親の代わりに報酬100万ドルの仕事を引き受けることに。
えーっと。
冒頭が虐殺シーンの取材の様子だったりしたので、なにか重たいことを問題提起するような重たい内容なんだなと気構える。
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あ、実際の紛争の話ではあるけれどもそれは単なる舞台というだけで、冒険物エンタメなのか...とちょっと頭を切り替える(←心広いモードに切り替えたともいう)。
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ただのハーレークィーンか????
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えーっと?????
レーガン政権期の中南米の紛争とかそういうことを知らなかったからとか、もはやそういうこと以前の問題だったと思うのです。
優秀なジャーナリストであるはずのエレナがどこかにIQを置き忘れてきたとしか思えないような残念すぎる動きしかしないのもあれなのだけれど、誰が味方で敵なのかとかはもはやオープンソース並みにわかりやすいくせに、超絶基本的な情報については無駄にわかりにくくするっていうんのはなんだろう。
そもそも親父のあれを病気の前兆とするのも無理がある。 認知症の兆候をみせたっぽいシーンはあったけれど、その後倒れて病院行きっていうのがもはやなんだか。てっきりそれまでの流れから撃たれたとかなにかなのかと。
しかもその知らせの後にとーちゃんの実家にいるエレナがエグエグ泣くものだからだから、「父ちゃん、死んだの?死んだの?殺されたの??ただ死んだのかな?ん?死んでない??んんん????」ってな感じで、エレナが父親の代わりに冒険にでるための段取りシーンまででも、既に迷子状態。
まぁ、一事が万事そんな感じなんですよ。
ミスリードしなきゃいけない箇所が大間違いすぎるっていうか。
そんなミスリードいる???みたいな。
で、ミスリードでぼやかしといたほうがいいんじゃないのっていうようなことは、けっこう最初からあからさますぎて。
結局「まぁ、そうなるやろ。気づいてなかったあんたにむしろ驚きや」的な。
隠し場所とかも。
あんなところ真っ先に探すんじゃないだろうかとか。。。。
はて。
ちょっとだけ監督のインタビューを読んでみた。
エレナがなぜ残り続けたのかどうかというのは原作に書かれていないと。
エレナと父親は似た者同士で、エレナは父親みたいになりたくないと思っていたけれどやっぱり自分は父親と同じ生き方をしてしまったー的な....
え?
そういう話だったの??
そういう話だったの??
娘と父親の???
監督さん、原作者さんとは一度も直接話すチャンスはなかったそうな。
で、原作者さんの作品はまぁ大抵、現実離れしてるし、登場人物にもまぁ概ねリアリティがないと。監督はその原作の持ち味をできるだけ映像化したかったと。
つまり、ある意味ものすごーく原作に準拠して映像化されてたってわけなの、この映画???
あと、見てる側には思い切りあからさまだったけれど、エレナにはブラインド・スポットだったって。 じゃあ、あのあたりのもやもや感はそういう時代だったという...ことで?
ついでにエレナ役を演じたアン・ハサウェイさんのインタビューも読んでみた。
やっぱり原作を読んでもそのキャラクターがなぜそうしたのかという地図は得られないっていってらっさる。
霧の中からさらなる霧の中に連れて行ってくれる感じがこの原作者さんの魅力なんだそうな。
読む人は詩を読むみたいな感じで読む人それぞれにいろんなことを感じることはできるわけだけど、でもそれは映像ではうまく表せない可能性があるとかなんとか....。
ふーん。
つまり、ジャーナリズムとかそういう話でははなっからなかったということで。
中南米の紛争とか政治の闇とか、それもまぁあくまでも舞台装置にしかすぎなくて。
エレナさんのメンタルをぼやややーんと追ってみたっていう。
そういう....??
原作者のジョーン・ディディオンさんというのはアメリカではじめての女性のジャーナリストで、エッセイや小説、脚本など50年近く第一線で活躍する伝説的存在らしい。
フィクションに関してはプロットとかが難解で...というか、意味不明というような作風(?)らしい。
まぁ、、、いいか。
ぼややーんな映画だったってことで。
私の好み度: ⭐️/5
🍅 6%