海兵隊士官学校で成長する話。
それまで何をやっても中途半端でしかなかった主人公ジェイク。亡き母親の願いをかなえるために海軍士官学校に滑り込みで入学。孤立しがちだったジェイクだがボクシング大会に出場するために、仲間や教官の手助を得ることで仲間と協力することを覚え、ボクシング大会に挑む。
お父さんは造船業でジェイクも同じ道を歩んでいたが、これは自分の道ではないと海軍士官学校へ。 海軍士官学校の厳しい訓練を乗り越えて、無事に1年目を終えることができるかどうか。クライマックスがボクシング大会。
主人公のジェイクはイレギュラーで入学してきたため、どうやら暗記ものとか計算とかそういうのが苦手なようで、最初は仲間の足を引っ張るかんじで。現役の海兵隊である教官からも「知らないのに知ったふりをするような上官につくと死ぬことになる」と厳しくしごかれ、だんだん嫌気がさして学校やめようとするも美人教官のはげましでリカバリー。ボクシング大会にも出場。いい試合ができたよ。おめでとう。
見ながら「やばい。感想書かれへん...」アラートが...。
おかしいな。
この流れなら、「普通に面白かった」 ぐらいに仕上がってくれても....。
えーっと、ジャスティン・リン監督でタイリース・ギブソンとジョダーナ・ブリュースターが出演しております。そうです。ジャスティン・リン監督がタイリースに背中を押されて「ワイルド・スピード」の監督引き受ける気になった運命の映画(←?)でございます。
ついでにジャスティン・リン監督のコメンタリーがついていましてね。
ジャスティンと脚本家のディヴィッド・コラードと編集の人(名前忘れちゃった)でのトークがきけまして。ディズニーのオフィスで相当のんびりすごしたプレプロダクション話がきけるわけです。どこどこのなになにが美味しかったとか(は?)
ジャスティン曰く、インディで撮るよりはお金があるけれど、さりとて色々工夫して節約しないといけないぐらいには低予算な映画だったとか。
オファーされ士官学校とボクシングというのが面白いと思って撮ってみたいとお返事返したら、一年間音沙汰なしでほっとかれたらしく。あれはダメだったんだなと思って何か小ぶりな映画でもとろうかと準備しだしたらお願いしますということになったとか。スタジオから発注をうけて映画を撮るのはこれがはじめて。
スタッフさん同士の連携はとってもよかったっぽい雰囲気。
タイリースの話も出てきて、ジャスティンはタイリースのことを「神様は不公平だ!歌はうまいしハンサムだし、演技うまいし!」と。
プロダクション中、タイリースがキャデラックでバスケットの試合につれていってくれたとか。選手に紹介してもらったとか。そうか。タイリースはミュージシャンとして二十歳になる前にすでに大成功をおさめているし、既にとってもお金持ちだよな...とここで今更のように気がつく。
確かにすごくカッコよかったんですよ、タイリース。
実はこの人めちゃくちゃ綺麗な顔立ちしていたんだなぁと感心してみたり (この役のためにウエイト落としたらしい)。
ジャスティンにとってはいろんな部門のスタッフさんと協力して映画をつくるといういい経験になったみたい。撮りたいシーンがあって幾つか物理的問題があって自分で解決案が浮かばない問いにスタッフさんがいろいろアイデアを出してくれたり、作ってくれたりして、すごいって感動したみたいで。
ジョダーナさんのインタビューによるとこの映画実は本来は「大作」として作られるはずだったのが気がつけば「低予算映画」に格下げ。
なにか大人の事情がいろいろあったんでしょう。
まぁ、この映画がなければジャスティンが「ワイルド・スピード」を引き受けることもなかったんだから、その巡り合わせを生んだだけで十分!
私の好み度: ⭐️⭐️/5
🍅: 10%