So Be It

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

ワイルド・スピード/スーパーコンボ ( Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw )

これは....辛い。

ワイルド・スピード/スーパーコンボ (字幕版)

ワイルド・スピード/スーパーコンボ (字幕版)

  • 発売日: 2019/10/01
  • メディア: Prime Video
 

 注: 冷静に書こうとしましたが無理でした。以下、クダ巻いてます。

 

 

 まぁ、いろいろ思うところはあるけれども先に言うべきことを言っておこう。

 私のイドリス・エルバに何さらしてくれとるねん!!💢(←お前のではない)

 イドリス・エルバの人の良さにつけ込むんじゃねーよ!💢

 あんな扱いされても怒らないイドリス・エルバがむしろ奇跡すぎるわ!!💢💢

 

「ワイルド・スピード」シリーズのスピンオフ、「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」....ってか、ホブス & ショウってちゃんと言っとけよ!

 あとから見たり調べたりする時にいろいろ紛らわしいんだよ邦題!!

 安易にmegaとかmaxとかつけてりゃいいってもんじゃねーんだよ!

 思いつかねえならシンプルにワイルド・スピード 8とか9とか番号振っとけ!💢

 

 さんざんわめいたおかげでちょっと冷静になれました。

 この映画をみて最初に思ったのは”これって二次創作じゃん”ってこと。

 しかし、ライターがクリス・モーガンだから二次創作にはならないのか。

 いや、でもねぇ...。

 

 ホブスもショウも面白いキャラクターだし、スピンオフとして車から解き放たれた世界観でフランチャイズを展開するのもそれはそれでありでしょうよ。

 なにがイラっとするって、これまでの「ワイルド・スピード」が積み上げてきたものをあげつらうようなギャグをいちいち挟み込んできたところだ。

 どんだけ神経逆撫でしたら気がすむねんっていう!!

 「You Faild This Franchise!」って思わずオリバーになってしまうわっ!!💢💢

  グリーン・アローの矢がとんでいく先はシナリオライターのクリス・モーガンだ!!

 この勘違い野郎め!

 あんたにできるのはヴィン・ディーゼルやジャスティン・リン監督が思い描いたものをシナリオという形式に落とし込むことだけだ。

 その能力も"Fast Faive"と"Furious 6"の時に既に相当劣化していたことはジャスティン・リン監督のコメンタリーをきいていてもありありと。

 

 まぁ、こういうことがいつ起こってもおかしくなかったこのフランチャイズ。

 それが起こらなかったことこそがこのフランチャイズを特別な何かにしていたというのに。

 大体これが許されるんだったら、ヴィン・ディーゼルだっていちいち「ワイルド・スピード X2(2 Fast 2 Furious)」をあんなに頑なに拒まなかったって。

 こうなりたくなかったの悪見本みたいなスピンオフをやー、ありがとう。おかげでヴィン・ディーゼルがあの時何にこだわっていたのか改めてよくわかったような気がしたよ。

  ホブスとショウはむしろワイルド・スピードの楔から完全に解き放たれていた方が面白くなってたんじゃないかと思うけれども。権利関係が許すなら、違うライターに書かせた方が新鮮で新たな息吹をフランチャイズにもたらすことに成功したんじゃないかと思うんだ。

 クリス・モーガン!このキャラ殺しライターめ。

 ドゥエイン・ションソンとションソン・ステイサムがタッグを組むのは全然いいと思うし、ブラックコメディタッチでスパイアクションもんやりたかったらそりゃやればいいさ(ただしイドリス・エルバをああいう形で巻き込むな💢)。

 機械に改造されてしまい完全に心を失ってしまってそれでもなんども生き返らされて酷使されているブリクストンに対する哀れみやブリクストンをそういうものに変えてしまった組織に対してに怒りをショウとホブスがまったくみせるシーンがなかったことで、ライターのクリス・モーガンがいかにワイルド・スピードのコアを理解していなかったかよくわかった。二人が無理ならブリクストンが自ら気がつくのでもいいよ。

 そんなつもりははなかったといったところでImdbでこの映画のプロダクションの面々をみればワイルド・スピードのコアを守れるか守れるかの最後の砦はあんたしかいなかったんだから金で魂売ったとしか思えねーよ。

 というか、クリス・モーガン以外のこのプロダクションの面々がそこを汲み取らなかったからといって別に怒りゃしない。だって彼らが知るはずないもの。

 

 それにヴィン・ディーゼルの作品へのこだわりを理解するのは至難の技なんだろうというのもすごくわかる。「Furious 6」のメイキングのなかでもヴィン・ディーゼルのこだわりに混乱していたドゥエイン・ジョンソンの様子がちらっと映っていた。ジャスティン・リン監督がちゃんとなだめてたよ。

 ヴィン・ディーゼルは話は長いし言うこと細いし、なかなか要領が見えてこないしって、みんなそんなことはとっくに知ってるんだよ。ポール・ウォーカーだってしょっちゅうインタビューで言ってたさ。でもだからこそ、よくわかんないけどヴィン・ディーゼルのこだわりは重要なんだって汲み取って”ああまたはじまっちゃったー”とかって苦笑しながらも特に揉め事も起こさずみんなでやってこれたこれまでが本当に凄すぎたんだってば。

 ドゥエイン・ジョンソンがホブスに愛着もって彼の物語を作りたいと思うのもそりゃわかる。タイリース・ギブソンだって、シリーズに戻る時にただの脇役なんて戻りたくないって最初は抵抗感あったって言ってたんだから!

 ましてや他で主演はりまくっている俳優さんがいつまでも脇に甘んじていられないっていうのもわかるよ(だからこそイドリス・エルバに対するあの扱いは許せないけどよ💢)。

 ジャスティン・リン監督がフランチャイズを去ることを決めたことで「Furious 7」にでることをものすごくためらったことを語ったポール・ウォーカーのインタビューを読んだ後にこの映画を見てしまったので、なんか「つまりこういうことを言っていたのかー...」と思うところもあって余計に悲しい気持ちになってしまった。このインタビューを読んで感じたことはまた「足跡」で書くかもしれないけれども、巨額のお金が絡む怖さってこういうことなのかぁって。

  あと、タイリース・ギブソンがこのスピンオフに対して声をあげていたというのをちらりと読んで泣けた。相当バッシング受けたみたいで辛かっただろうに。でも、なぜ言わずにいられなかったのかよくわかる。タイリース、めちゃくちゃいい奴だ。

 

 もしもこれが私にとってはじめての「ワイルド・スピード」体験だったら「あのシリーズって車ばっかりの話ってことでもなかったんだな」って思うぐらいで内容に驚くこともなかっただろうと思う。

 そもそも私だって「ワイルド・スピード」シリーズに関してこういうノリの金にあかせて作ったおバカ映画というイメージしかなかったから。

  このシリーズの成功の理由を誰もこれとはっきりと指摘することができない。

 簡単に模倣できそうなのにできない何か。それをつかみとることの難しさをこのスピンオフは見せてくれたと思う。

 

 うまく言えないけれども最終的にホブスとショウも普通に本編に戻ってきれくれればいいなと思う。

 ファミリーとなったメンバーにはできるだけわだかまりなくこの旅路を無事に終えてほしいというのが正直なところだ。  

 ドゥエイン・ジョンソンはドゥエイン・ジョンソンでこのフランチャイズにとても愛着を感じていたのだと思うし、彼なりに支えようと思ってのスピンオフだったのだろうと思う。だって、大切な自分自身のルーツまで映画内に組み入れているのだから。

 ”多様性”もワイルド・スピードの大切なコアだ。

 様々なルーツを持つ人々がより集まり友となり家族となる。ロケーションにハワイ、サモアを加えたかったというのもすごくわかる。わかるんだけど、もしかしたら、それでドゥエイン・ジョンソンはスピンオフをすることを説得されてしまった一番の理由じゃなかろうかと思うとなんだか悲しくなってくるんだ(まぁ全然違うかもしれないけれど)。

 

 

 

私の好み度: ⭐️/5

🍅: 67%

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