So Be It

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

スティーラーズ ( Pawnshop Chronicles )

 レイシストな店長が営むリサイクル・ショップに出入りする客たちが巻き起こす事件のオムニバス。

スティーラーズ(字幕版)

スティーラーズ(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

 

 レビューを見ると皆一様に”パルプ・フィクション”の出来の悪いコピーと書いてあるのでたぶんそうなのだろう。

 ”パルプ・フィクション”...すみません。

 見たことないんでわかりませーん(おい)。

 毎度おなじみ”いつかちゃんと見ておかないといけないんだろうなぁ”と思いつつまだ見てないっていうあれです。

 

 この映画は三つのお話にわかれています。

1、ジャンキーたちがラリった頭で強盗をしようとするが一事が万事グダグダでどうしようもなくなる話。

2、恋人と立ち寄ったリサイクル・ショップで昔行方不明になった妻の結婚指輪を見つけ、そこから妻を探そうと必死になる男の話。

3、エルビス・プレスリーのモノマネで地方のお祭りをドサ回りしていた男が成功を餌に悪魔に誘惑される話。

 

 いまいち話しに乗り切れないまま、やや退屈しつつ、それでも我慢して見ていたのだけれども、2番目の展開がかなりグロかったりエグかったりで、”こんなん見なきゃよかったー”ともうしくしく泣くしかなく。

 人種差別、性差別、白人至上主義などなどアメリカの白人社会に古くから巣食っている悪習慣や問題を炙り出そうとしているのだと思うのだけれど、”たぶん...なんだろうけれど..."以上に汲み取るのはやや難しく。

 きちんと消化しきれていないので、正直なところどう感想をかけばいいのかもわからないので監督はどういうつもりでこれを撮ったんだとインタビューを探してみた。

 

 すると映画の内容とは関係ないけれど、ちょっと興味深いことがわかった。

 

 そもそもこの映画を撮ったウェイン・クラマー監督は、自分が書いたシナリオで撮る映画に出てくれないかとポール・ウォーカーに話したところ、ポールはその時すでにこの「スティーラーズ」に関わっていたので難しいかもということになって、そしたら「スティーラーズ」を監督するはずだった人物が降板してしまったため、ポールが「この映画の監督する気ない?」と連絡してきたとか。最初は映画が低予算だったことと自分のプロジェクとを進めようとしていたところだったので躊躇ったものの脚本を読んでこれは面白いかもと思って監督を引き受けたそうだ。

 映画の製作にGOサインがでて蓋をあけてみればマット・ディロン、ブレンダン・フレイザー、イライジャ・ウッドらがとんとんと出演OKしてくれたと。

  低予算にもかかわらずこれだけのキャストが出演を承諾したと考えると企画や脚本に十分な魅力があったということ...になるのかな?

 うーん...映画作りって難しいんだなぁ。

 しかし、だったらポール・ウォーカーはどうしてこの映画をプロデュースしようと思ったんだろう??

 もうちょっと調べてみた。

 するとポール・ウォーカーがこの映画にちょっとだけ語っているインタビューを見つけることができた。

 それによると、"Pawnshop Chronicles"はポール・ウォーカーがサインしなければもう資金もつきて暗礁に乗り上げるしかない運命な感じ。で、シナリオ読んで"Raw Dog”の役柄が面白いからやってみたいと思い、ウェイン・クライマー監督に連絡をとったそうな(2番目にでてくるマット・ディロンによる強烈な尋問というか拷問シーンはシナリオにはなくウェイン・クレイマー監督がやりたかったことを形にした産物だったとか)。

 40歳になってようやく演技に関して前向きな気持ちになったらしいことが語られている。20代前半の頃は役がくるのはこの顔のせいだと思い、キャリアを全部投げ出そうとしたこともあったけれど、"Fast and Furious"シリーズがそうはさせなかった。いまはそのことを感謝していると。俳優業に本格的に取り組みたいと思うと同時に15歳の娘さんのそばにいてその成長を見守りたいと思う気持ちのあいだで揺れているとも語っていた。「自分がやりたくないなら別に働かなくてもいいんだけど、でも仕事するの好きだから」と。

※このインタビュアさんはポール・ウォーカーが出演した"Hour”の監督にもインタビューしていて、監督が「"Fast and Furious"では判断しかねたけれども、これをみていろんなことに身を投じることのできる俳優とわかり、一緒に仕事をしたいと思った」と語っていたと記事の中で触れていた。

 

私の好み度: ⭐️/5

🍅: 13%

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