「スーパーナチュラル シーズン15」の感想です。 スポイラーにご注意ください。
アイリーンとサムの邪魔をしないように一人でハンティングに出かけたディーン。 ある女の子が一緒にいた友達が車ごと行方不明になったから捜査してほしいと訴えている記事を参考に聞き込みを開始。記事の女の子がよく訪れるというバーを訪ねてみると思いがけずディーンは古い旧友と再会する。
一方、問題に取り組み気になったカスティエルはサムにチャックの居場所がわかるかもしれないとサムの傷を調べることに。ところがサムは昏睡状態に陥ってしまう。
これでサムが死んだらどうしてくれるんだ、キャス! あんたは本当に問題しかおこさねぇなー!とキレかけたものの、キャスが天使とは思えぬあらっぽい手段でロシアのスーターナチュラルグッズコレクター(?)セルゲイを脅しまくり、サムをなおさせる。その交渉の手口はいったい誰に学んだんだ。まぁさんざんこうやって脅されてきたからね。 キャスもたくましくなったもんだと一応感心しておく。
ディーンは旧友とあってお父さんのことも知っていたりする元ハンターで昔話に花を咲かせるのはいいんだけど、見る側としてはあー、こいつが魔物と結託してるとかそういう感じなんだろうなぁとなんというのは察知できる感じだったので、ディーンが気がついた時の心情を心配しつつちょっとハラハラしながら成り行きを見守る感じ。
案の定、その旧友が黒幕というか魔物と取引して金持ちにしてもらう代わりに人間の血を与え続けるということをやっていたという。ディーンも捕まってしまうけれど、そこはもう百戦錬磨なディーン・ウィンチェスターさんですから、そこいらの挫折ハンターにやすやすとやられることもなく、その挫折ハンターが「あんなの俺たちにかちめはない!」とハンターやめるきっかけになっていた魔物もあっさりと。
神すら偽物である世界でまだ魔物を倒し続けることになんの意味があるのかと燃え尽き症候群をおこしていたディーンではあるけれども「誰かがやらなきゃいけないこと。おれにはそのスキルがあるからやる」とようやくハンターとして落ち着いた結論をだせたみたいだ。
でもなんというかディーンがやる気を取り戻してくれてよかったというよりは、戦場でしか生きられない古参兵の心境をみているようで切なかった。
現状あの傷のせいで命の危機に瀕しているのはサムかもしれないけれど、アイリーンとの出会いでサムには未来を感じられるようになった。 そこはディーンも同じだと思うし、ディーンはその未来のために身を犠牲にするのだろうなというか、もはやクライシスで死なねばならない運命を受け入れるしかないオリバー・クイーンと似たものを感じてしまうのだけど....。
キャスとディーン。キャスがまだディーンに対してわだかまっている様子なのが切なかった。ディーンに謝るチャンスもくれない。
一緒にいられる残り時間は少ないだろうから、早く仲直りというか、わだかまりを解いてほしい。でもそれが最後の最後のことになったりしたら嫌だなぁ。
まぁ、ディーンの親友演じた俳優さんがジェンセン氏のリアルに古い友人の俳優さんということで、それありきだったのだとしたら、ディーンについてもそこまで考えすぎることはないんだろうけれど、このシナリオだったからだったら「おれの知り合いのあいつ使ってよ」的な登場だったなら、やっぱりディーンが心配というか切ないというか。
まぁ、毎回ディーンは死ぬつもりなんかもと心配していて大丈夫だから大丈夫なのかなとは思うけれど。 ウィンチェスター兄弟どちらかが誰かと結婚して子供つくらないと"家業”が途絶えちゃうので、サムを未来へ。ディーンは....この世界から去るとしても、どこへいくことになるのかなぁ(引く手数多←おい)
ん? ディーンって音痴じゃありませんでしたっけ?
あれは悪魔ディーンだったから???
あとディーンがサムの進めた山盛りのベーコンを食べなかったことをもっと心配するべきかしら???