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映画の観方と楽しみ方を勉強中。ネタバレを含んでいますのでご注意ください

ポール・ウォーカーの足跡: ワイルド・スピードシリーズ Vol. 3 - 2 Fast 2 Furious 

・あれ?ドミニクがいないぞ??

 ポール・ウォーカーが「ワイルド・スピード X2 ( 2 Fast 2 Furious)」のオファーを受け契約を結んだのはかなり早い段階だったのではないかと思う。インタビューから察するにヴィン・ディーゼルが出演しないと知った時にはすでに彼は契約を結んでいる状態だったようだからだ。

追記 (2020年1月8日)「ザ・スカルズ/髑髏の誓い (The Skulls)の撮影中に同映画のプロデューサーでもあったニール・モリッツに3本の映画をつくる条件で雇われたそうだ

追記(2020年2月6日) 3本の映画をつくる条件でニール・モリッツに雇用される。「ザ・スカルズ/髑髏の誓い」、「ワイルド・スピード」、そしてこの「ワイルド・スピード X2」が3本目。

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 ポールの説明によるとヴィン・ディーゼルが出演しないのはシナリオが気に入らなかったせいでヴィン・ディーゼルの意向に叶うようシナリオを手直しようとしたが、どうにもうまくいかなかったということだ。

 ヴィン・ディーゼルは「2作目は若者のサブカルチャーを描き出す旬さがあったが、2作目は80年代か90年代のドラマの焼き直しで出る意義が見出せなかった」とインタビューで語っている。

 「ヴィンは主人公が2人というのが気に入らなかったみたい。自分が主人公でいたいんだって」とポール・ウォーカーがインタビューで言ったことが不運にも不仲説の元になってしまったようだ。

 あとで「言い方を気をつけて!」とエージェントから怒られたと言いつつ「完成したあと見にくるように声をかけたけど、どうかな。ヴィンとしてはこの映画うまくいってほしくないと思っているかも」と漏らしている。「友情とビジネスはわけて考えないといけないよね」とも言っていることから、かなりショックな出来事ではあったのだろうと推測される。

追記 (2020年1月8日) この頃ポール・ウォーカーは当時学費と住宅ローンの返済に追われており、ヴィン・ディーゼルが出演を断ると映画自体が中止になると思って腹が立ったらしい。

追記 (2020年2月6日これに関して私なりの結論をこちらこちらで書いています。

 しかし、後のインタビューで「ヴィンはハリウッドでスターになるためにありとあらゆる努力を惜しまなず必死で足掻いてきた人なんだ。ぼくにとっては物心ついた時から当たり前のように目の前にあった世界だから特別感という意識がなくて、物事の捉え方が二人ともまったく違っていた」と話し、そのせいでヴィン・ディーゼルをイラつかせてしまうことも逆にヴィン・ディーゼルが自分をイラつかせることもあったけれど、まったく違うということでかえってお互い補完しあう感じでうまがピッタリあったんだと思うと話しているので雨降って地固まるといったところか。

追記 (2020年1月8日)不仲説記事の元となっているのが大体がこのあたりの発言。私も当初ヴィン・ディーゼルと折り合いがよくなかったのではないかと思った。そう思った理由はポール・ウォーカーがインタビューで業界の人間関係で相当手痛い経験をしたことを匂わす発言を何度かしていたからだ。

 しかし、その後いろんなインタビューを読んでいくうちにその経験は10代の頃、おそくとも20歳になるまでの間に経験したことだということがわかってきた。

 ポールは高校を卒業した頃に業界から身を引こうとしている。その後借金返済のため再び戻ることを決心してからは、子役時代からのつきあいで絶対に信頼できると確信したマット・ルーパーや地元で一緒に育ってきた友人達やなど心から信頼できる人間とポール・ウォーカー自身が確信している人物で身の回りを固めている。

 他の共演者のインタビューで拾い読みして知ったことだがポール・ウォーカーは「皆んなあの見かけに騙されるけど、納得がいかなければヴィンが相手だろうとまったく怯まないで突っかかっていく」肝っ玉の持ち主だそうだ。

追記 (2020年1月8日) 10代の頃、相当荒れた時期があったようで、売られた喧嘩は必ず買い、見知らぬ人間からのからかいの言葉にもキレて殴りかかる喧嘩早さだったそうだ。しかも負け知らずで地元ではもはやポール・ウォーカーに喧嘩を売ろうなんて輩はいなかったとか...。

 2歳からコマーシャルモデルとしてデビューしてからずっと業界で働き続け、学校や部活も撮影のせいで休まなくてはならなかったことなどでショービズで働き続けることに相当なストレスを感じていたようである。

・タイリース・ギブソンとの出会い

  そういった多少の不協和音はあったものの、「ワイルド・スピード X2 ( 2 Fast 2 Furious)」の撮影をポール・ウォーカーは存分に楽しんだようだ。

 「ワイルド・スピード X2 ( 2 Fast 2 Furious)」の監督はジョン・シングルトン。ブライアンの幼馴染役ローマン・ピアースとしてタイリース・ギブソンがキャスティングされた。タイリースとジョン・シングルトン監督は「フォーブラザーズ/狼の誓い (Four Brothers)」で一緒に仕事をしていたこともあって、二人の間には既に信頼関係が確立しており、はじめての顔合わせの時は自分の方が新参者な気分だったとポール・ウォーカー。

 しかし、ポールはタイリースとあっという間に意気投合。ジョン・シングルトン監督とも当初はお互い探り合う感じだったが、とてもいい関係を築けたようだ。「ジョン・シングルトン監督はとても熱意のある監督で1日12時間撮影しまくってもまだもっと新しい何かをやりたがるような熱さをもった監督。彼は彼なりにこの映画でやりたいことがあったみたいで撮影をすごく楽しんでたと思うよ」と話している。

 タイリース・ギブソンとはウマが合いまくり、撮影が終われば二人でクラブなどに遊びに出かけ、現場でもしょっちゅうじゃれ合う仲だったとか。いつまでもふざけあっている二人の関心を撮影に向けさせるために監督が怒鳴らないといけないことも多々あったとか。

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・車の運転させてくれるって言ったのに!

 ただ、今回あまりカー・スタントを自分でやらせてもらえなかったことは不満だったようだ。「最初の話では自分で運転させてもらえる話だったのに、それを約束した時は1作目の時より2作目の時よりぼくの値段があがったことを知らなかったって言いだしてしてやらせてくれなかったんだ!」と落胆している。保険の関係でほとんど運転させてもらえなかったらしい。そのおかげでスタントマンが車を操っているのを見ては「自分のほうが早く走らせられる」とストレスをためていたとか。お偉方が見ていないところでこそこそと実際に車を走らさせてもらっていたこともあったらしい。  

 もっとも自分のスタントダブルを務めてくれているスタントマンは幼馴染のレース友達らしく、彼のスキルにはかなわないと話している。

 映像的に派手にみせるドライビングスキルと本当に車を速く走らせるスキルは別物で、「見た目は派手だけどあれやっても車の速さとは関係ないのに...」とか「あれだと余計スピードが遅くなる」と車マニアらしく悶々せずにはいられなかったようだ。

 車のリアルにとことんこだわった1作目と違って2作目はエンタメ色を強く打ち出した方向でカー・アクションもリアリティよりもサプライズを求める方向性となり、そのあたりのこともポール・ウォーカーが3作目の出演に興味を示さなかった一因のようだ。もっとも契約だったのかヴィン・ディーゼルの出方によっては3作目に出なければいけなかったようだが、「今はもう自由の身だから!」と2作目のプロモーションのインタビューの中で話している。

追記(2020年2月4日) : もともと3本の映画を作るということでニール・モリッツと契約を結んでおり、「ワイルド・スピード X2」が3本目の映画だったので一旦契約は終了していた。2003年のインタビューで「オファーがあれば出るかもしれないけれど...」と言いつつ、2作目の時にはさんざんなぜヴィン・ディーゼルが出ていないのかきかれ、さらに3作目にはヴィン・ディーゼルとでるのかそれともタイリース・ギブソンとでるのかと尋ねられまくったことにやや辟易していた様子がうかがえる。「(出演しないことで)たぶんファンをがっかりさせることになると思う」とも言っている。

・じっとしていることが大の苦手

 カー・スタントをやりたがるポールだが危険性を軽視しているわけではない。「自分だけではなく同乗するカメラマンの命もかかっているから肩にかかる重荷が違う」と誰も怪我をしないことが撮影で一番大事なこととよく口にしている。撮影スタッフや共演者のインタビューによるとに現場を困らせるような不満を言ったりするようなことは1まったくなく「ポールはクルー全員の顔と名前を覚えていて、いつも名前で呼んでくれる」とスタッフからの好感度も高い。「セルフレス」も映画の関係者がポールについて話すときによく出てくる言葉だ。

 「子供がそのまま大人になったみたいな人」ともよくポール・ウォーカーについて話す時に出てくる言葉。大勢の人から「仕事仲間というよりは友達」、「なかでも誰よりも一番仲良くなった」と言われていることから、共演者やスタッフから愛される人柄であったことは確かだろう。

 他には「まるで子どもみたいなところがあって興味がなくなるとじっとしてられなくなるんだ」ともよく言われていたが、これは共演者やスタッフだけでなくインタビュアーからも言われていた。

 一つの原因として興味がなくなるとじっとしてられなくなったりするところのようなのだが、これは当人も自覚していて、とにかく1か所にじっとしていることが苦手なんだそうだ。

 第3作目〜第6作目を監督したジャスティン・リンがインタビューで「撮影はできるだけポールのショットからはじめるようにしている。ポールは直感的に演技をするタイプで、その繰り返しとなると彼は相当な労力をつかわないといけなくなるから」と話していた。「それでも文句ひとつ言わずにやってくれるけど、見てるこちらも気の毒になってくるんで」ということで、どうやらひとところにじっとしているのが本当に苦手なようだ。

追記(2020年2月4日)ジャスティン・リン監督ができるだけポール・ウォーカーのショットの撮影を先にするようにしていたのは、テイクを繰り返すとポール・ウォーカーがどんどんと気持ちを作るのに苦労することを知っていたからである。

 

 ・これでこのシリーズはおしまい!

 この「ワイルド・スピード X2 ( 2 Fast 2 Furious)」で、ポール・ウォーカーはこのシリーズに対しては完全に区切りをつけたようだ。ファンのみんなが喜んでくれたから続編をやってよかったとは思っているが、1作目ありきのちょっとしたボーナスみたいなもので、これ以上続ける必要性は見いだせないと当時のインタビューでもらしている。このチャンスを活かしてキャリアを次の段階に進めるべきだと思ったようだ。

 

↓ インタビューの途中で懐きにきたタイリースを蹴りにいく場面があるのですが、奥に逃げていくタイリースに食らわせているらしい蹴りがなんとなぁーく喧嘩慣れを感じさせる蹴りとなっております😅悪ガキ二人で 仲良くじゃれあっているだけですよ😅

↓アクセスハリウッドのインタビュアと映画でおなじみ”2台目三菱エクリプス”と”日産GT-R R34”でゼロヨンレースやってます。(動画1:00過ぎあたり)