こっちが本家本元なんだけど...。
評価が散々なスピンオフであれだけ楽しめたなら本編はとんでもなく面白いに違いないと、若フランクじゃないという残念感はあるものの本編をみてみることにした。
いやしかし。
リュック・ベンソン監督の名前をみてほのっと不安が。
リュック・ベンソン監督というと何かありそうで何もない映画を撮る人というイメージが私の中で定着しつつある。
でもまぁ今回"監督”ってわけじゃないしー。
結論から言えば、ふるーい香港映画みたいなノリのカンフー映画を撮りたかったんだろうかという。
ストーリーとかはもうどうでもよくて。 シチュエーションだけつくって、あとはアクション!アクション!アクション! たまにイチャコラ!でもってアクション! な感じな。
いや別にそういう映画が悪いわけでも嫌いなわけでもない。
実際アクションシーンはバリエーションにとんでいてなんだかすごかったけれども。
でもなんというか若フランクがストイックな感じであれだけカッコよかったのに、歳をとってそうとうフランクの規律は緩んでしまった印象で(←見る順序を完全に間違えています)。
そもそも銃を持ち歩いていないところがカッコよかったのにー。
あと契約重視の姿勢はどうしたんだ。
重量オーバーでクライアントに人員削除のために仲間殺させるまでしてルールにこだわったかと思いきや、あっさり自分で中身をみる。荷物にトイレだと言われて逃げられる。オレンジジュースのませた意味もわかんない。
綿密に計画をするタイプで飛び込み仕事はうけないものだとばかり思っていたら、帰りについで仕事を請け負って、案の定、中身爆弾で偶然助かってって、えー、なんかやり手の運び屋さんにみえないー。若フランクはもっとカッコよかったのにー。
というか、あんまりやり手の運び屋さんにみえないのが最大の難点だったような。
たぶんこれから見ていれば、運び屋なのにやたら強えー!って感じになったのかもしれないけれど...。
とはいえ、ジェイソン・ステイサムという俳優さんのマッチョぶりはすごいと思った。全然知らなかったのだけれど、今回ようやく”あのジェイソン・ステイサムが..."なキャッチフレーズの"あの”の意味もわかりましたとも。
というわけで、リュック・ベンソン氏が絡む作品とは相性悪しということで。
私の好み度: ⭐️⭐️/5
🍅: 54%