オリンピック返上。
いまのこんな日本でオリンピックをするべきではないと思っていたまーちゃんも治五郎先生の意志を思ってオリンピックをこのままやるべきと主張してみるけど、会議の様子からしても違和感は拭い去れない。断腸の思いで、返上することを受け入れる。
オリンピックを守るためにオリンピックを返上する。 オリンピックを招致するために治五郎先生が尽力した明治神宮外苑競技場から、学徒出陣の壮行会が行われたという皮肉。
志ん生師匠が倒れたのもびっくりした。慰問で満州にいったときにどうやら五りんの父親に命を救われたということらしいが、ここで、ようやく落語チームとオリンピックチームの運命が交錯するようだ。
当時は世界中がどんどん戦火にのまれていたとはいえ、どうしてこの流れを止められなかったのかと思うし、どうすれば戦争の道に突き進むことを避けられたのか、しっかり勉強しておかないといけないなと思った。