今回は人見絹枝さんのお話にボロボロ泣いてしまった。
女子ではじめてのオリンピック出場。
「女子だからだめなんだ。女子だから無理なんだ」と言われ、今後の女子の道が絶たれないように。短距離で結果をだせなかったために、それまで走ったことのない800メートルでオリンピック本番で参加を決意して銀メダルを勝ち取る。
同じ選手でありながら男子の服の洗濯をしたり、縫い物をしたり。 それが男子にも女子にも不思議でなかった時代。
雑用をこなしながら、なおかつ精神的に集中も高めていかなくてはならない。
なによりも結果をださないといけない。
24歳の若さでなくなったという。
過労死だったのではないかとおもう。
新聞記者として仕事をしながら、全国各地に女子スポーツ、陸上の理解をひろめるため飛び回った。仕事でも手を抜くことは一切許されないような状況だっただろう。 誰にも文句を言われないよう、女子だからダメなんだと言われないよう。
かつて、人生を必死に生きた人がいた。 駆け抜けていった人がいた。