自分でも恥ずかしくなるぐらいに胸が震えてしまった...
直球も直球すぎる語り口。それでも主人公が“改心”していく様に、そしてかつて自分を裏切った部下を“改心”させるべく訴えかけていく様はとても美しくみえた。そしてそういったこだわりや誇りを無造作に無惨に破壊していく西洋火力。
人として、正しくあるということはどういうことなのかというテーマを直裁すぎる力技でぶつけてこられ、まんまとやられる気恥ずかしさ。
アクションもすごいが、しかしそれを期待すると肩透かしをくらう感じかもしれない。見せてはくれるが、予期していたようなスカッとした形ではない。次々と有終の美を飾っていくさまは美しくもあるがやはり悲しく痛ましい。
余談だが火葬か土葬かで、火葬の方が遺灰を持ち歩けるからいつでも会えて便利というセリフにビックリ。火葬とはハンディーな葬いの形態なのかと、自分的にはなにやら目から鱗というか、新たな発見だった。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️/5
🍅:74%