So Be It

見た映画やドラマでFilmarksにない作品の感想と覚書。時にネタバレを含んでいますのでご注意ください。

嵐の中で (Durante la tormenta / Mirage)

  "La casa de papel (Money Heist)"に出てくるプロフェッサーを演じたアルヴァロ・モルテ(Alvaro Morte)が出演しているということで視聴。他の出演作品も見たいと思いながら、全然メドがついていなかったのでこれは本当に嬉しい驚きで、「わー!出演作見られるんだ!」とあらすじもジャンルも知らないままに視聴を開始。

 

f:id:Miyelo:20190405123832j:plain 導入部でサスペンスから転じてホラーな雲行きになって「やばい。怖いやつだったらヤダな。ああ、でも教授がむんむんと色気ただよわせてるからがんばってみるー」と必死で自分を鼓舞していたら、転じてSFへ。「なんだよ!タイムパラドックスものかよー!おどかしやがってー!」と画面を指差して叫んだバカはおそらく私ぐらいしかいないのではないかと思うのだけれど、こんな無駄話を書いているのは、さすがにこの映画はネタばれを含むわけにはいかないと日頃スポイラーを垂れ流すことに激烈無神経な私でも思ったわけでして。結論からいえば、とても面白かったのです。前知識なしにみるのが一番楽しめると。 

 タイムパラドックスもので、きっちりミステリーものでもあり、かつなかなか素敵なラブストーリーでもあるっていう。ベタなロマンチックが好みなら間違い無く楽しめると思うのです。制限のかけ方もなかなか切なさを煽ってきて素敵です。まぁ不満がないわけでもないのですが、不満というか、最初の最初に着地地点への逃げ道というか言い訳を用意していたので。その言い訳がちょっと安易で残念だったかなと。もしも、そこに平易な言い訳を用意していなかったら、ものすごいドラマが見られただろうになぁとちょっと残念なだけで、でもそれを差っ引いてもよくできていたと。十分最後の最後まで前のめりになって見ていました。

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私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 67%

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