So Be It

ネタバレを含んでいますのでご注意ください

アリスのままで (Still Alice)

  気持ちが100%元気なときに見ても、確実にどんより落ち込んでしまう。

アリスのままで(字幕版)

アリスのままで(字幕版)

 

  

 

若年性アルツハイマーを発症したアリス。優れた言語学者だった彼女が言葉を失っていく。記憶も失われていく。その症状に見舞われた時の当人と、そして家族の不安と恐怖、悲しみと戸惑い。その様子が的確に描写されている。

 病気とどのように向き合うか、そのあり方は状況・環境などの違いからして人それぞれだろうが、それまで刻んできた生活のハーモニーから調律し直していく必要が出てくるという点では共通するのではないかと思う。

 不安と悲しみと共生して行かざるを得ないのは人生誰しもが同じだ。向き合うしかないならば、幸せな瞬間、瞬間を少しでも多く積み重ねていければ...そんなことを切に願いたくなる映画だった。もっと理解と研究が進んで治療可能な病になるならもっといいのだけれど、若年性でなく高齢による記憶障害だったとしても当人や家族が感じる不安や悲しみは同じだろうと思う。

  アリスの若年性アルツハイマーは遺伝性で遺伝すれば100パーセントに確率で発症するらしい。子供たちはそれを告げられ、自分が陽性か陰性か調べるというくだりがある。遺伝子検査のおかげで病気の発祥についてかなりわかるようになったというが、不治の病について知って生きるのとまったく知らないまま生きるのとどちらがよいのか、この答えにもおそらく正解不正解はなく自分で見つけるしかないのだろうが、個人的には知りたくないかなぁと。それまでに準備を整えてという生き方もありなのだろうけれど、限られているなら余計にそのストレス無しの時間を大切にしたい気もするし...色々と考えだすと難しい。😓

 

私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️/5

🍅: 86%

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