アーロン・ソーキン攻略の一環で視聴。
スティーブ・ジョブズの映画を見てまさかハートウォーミングな感動を得られるとは予想だにしていなかった。人間関係に焦点をあててくれていたおかげでアップルの歴史やらスティーブ・ジョブズの偉業を学ぶとかそういうことではなく、普通のドラマとして楽しめたし、話の中にのめりこめた。
ジョブズ氏とリサさん、ジョブス氏とジョン・スカリー氏、ジョブス氏とスティーブ・ウォズニアック氏、2人のアンディなどなどとにかく人間関係の衝突と絆の描かれ方がもう心の琴線に触れまくりで、まるでジョブズ氏の思考のように目まぐるしく展開する映像の中ではっと心に突き刺さってくる。
あんなに性格破綻しきっているのにそのあまりの不器用さについついシンパシーを抱いてしまって泣けるし、言うことがとにもかくにもかっこいいので映画そのものにやられる。この感動はスティーブ・ジョブズ氏を描いたという映画にまったく期待していなかったものなので、余計に得した気分だ。
私の好み度: ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️/5
🍅:86%